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歯の定期検診、おすすめの受診頻度をご紹介!

歯科医院で実施されている歯の健康維持のための定期検診。その頻度に疑問を感じたことはありませんか?定期検診などの歯科検診について適切な受診頻度についてご紹介します。

歯科検診の基礎知識

歯科検診の基礎知識

初診であればまずはX線レントゲンなどによって口腔内全体の状態を確認します。

その他にも虫歯や歯周病のチェック、その他口腔内に異常が無いか、そして親知らずの状態も確認します。

必要があれば抜歯などの説明がある場合もありますので、疑問に思ったらその場で医師に相談しましょう。

虫歯や歯周病は進行性のある症状なので放置しているとどんどん健康な歯が失われてしまいます。

そうした口腔内の異常を早期発見・早期治療につなげる大切な役割を果たすのが歯科での定期検診です。
毎日のお手入れでは取り除けない汚れや着色を除去してもらうことができ、お口の健康を守ってくれる大切なものになります。

歯の状態別 適切な受診頻度

今回の記事では、歯の状態別に適切な受診頻度をご紹介しますが、歯科医院によっては頻度をあらかじめ定めている医院もあります。
そうした場合には指示された頻度で受診するのが良いでしょう。

歯科医院との信頼関係を築くことも大切なポイントです。

①ほとんど虫歯になった経験が無い/半年に1度

ほとんど虫歯になった経験のない方は、生まれつき虫歯になりにくい可能性があるので定期検診は半年に1度でも大丈夫です。

ただし、今までは虫歯になった経験が無くても生活習慣や環境要因によるストレスなどによって口腔内の状態が変化し、虫歯が増加することがあります。

特に唾液は大切な役割を果たしており、咀嚼する時に唾液が分泌され口腔内にいきわたることで口腔内の健康維持に貢献しています。

他の身体的な疾患、精神疾患などで投薬があり、唾液が減少するなどした場合にも虫歯が増加することがあります。

そうした変化を見逃さないためにも、歯科医院で定期検診を受診されることをお勧めします。

②虫歯の治療箇所が数か所ある/3~4ヶ月に1度

虫歯は歯の表面エナメル質にバイオフィルムと呼ばれる細菌に感染した膜ができることによって発生します。
バイオフィルムは一度虫歯なったら、その後ずっと口腔内に存在し続けます。

毎日の歯ブラシなどのお手入れによって落とすことは可能ですが、100%ではありません。

そうした毎日のお手入れで落とすことが出来ないバイオフィルムを、歯科検診で定期的に除去することで虫歯の発生と進行を予防することが出来ます。

③虫歯の治療箇所が10か所以上あり、1年以内に治療歴がある/1~2ヶ月に1度

体質的に歯がもろい方や虫歯にかかりやすい方がおられます。

歯に白い線が入っているのを見つけたことはありませんか?
脱灰という症状でカルシウムが不足していたり体質的に歯がもろい方に多く見られます。

初期虫歯もそうした症状が見られます。
丁寧な歯磨きで改善することが可能ですが、体質が原因になる場合には毎日のお手入れをどれだけ丁寧にしていても虫歯を防ぐことは難しくなります。

そうした歯の質など体質的な要因はどうすることもできませんので、歯科検診によって定期的に綺麗な状態を維持することが大切になります。

歯周ポケットのリスク別 適切な受診頻度

次は歯周ポケットの深さによるリスク別に、適切な受診頻度をご紹介します。

歯周ポケットのリスク別 適切な受診頻度

通常の歯茎は健康な状態であれば歯と密着しており少し溝があるかな?という程度です。
その溝に汚れがたまり細菌が増殖し始めると歯周病菌に感染するリスクが高まります。

そうして歯周病菌に感染した歯茎は炎症を起こし、腫れることで徐々に歯と歯茎の間に隙間が出来ていきます。
これが歯周ポケットと呼ばれます。

深さによって歯周ポケットが及ぼすリスクには差があります。
その深さは専用の器具を使って歯科医師または歯科衛生士が測ります。

歯がしみたり口臭の原因となったり歯周病が重度に進行すると歯が抜けてしまうこともあります。

①歯周ポケットのすべての歯が3mmまで/半年に1度

健康な歯茎を維持している方の歯周ポケットは通常3mmです。

歯科検診の際に歯科医師あるいは歯科衛生士がチェックし管理していますので、歯周病予防には欠かせない数値です。

3mmを維持できれば問題はありません。

②歯周ポケットが4mmの深さで数か所ある/3~4ヶ月に1度

歯周ポケットが4mmの深さに達している場合には、通常の歯磨きなどのお手入れでは細菌を取り除くことが出来ません。

そうした汚れを落とすためには、最低でも4か月に1度は歯科で検診を受けるようにしましょう。

③1~2ヶ月に1度/歯周ポケットが5mm以上の深さ

歯周ポケットの深さが5mmまでに進行すると嫌気性菌(けんきせいきん)と呼ばれる細菌の中でも悪性の細菌が存在し始めます。

嫌気性菌(けんきせいきん)は空気に弱いため、気を嫌う、と書きます。
歯周病の進行を防ぐためには歯科医院で歯周病の治療を受けることをお勧めします。

定期的に歯周ポケット内を清潔にしてもらうことで進行を防ぐことが出来ます。
また、そうした治療を定期的に受信することで歯周病および歯周ポケットの深さも改善することがあります。

歯科での定期検診費用

保険診療であればおおよそ~3,000円で実施している医院がほとんどですが、特別な処置がある場合には~5,000円程度と幅があります。

他にも自費診療で行う処置がある場合には~15,000円など、詳細はかかりつけの歯科医院でお尋ねください。

歯科検診の重要性

歯科検診の重要性
出典:sano-doc.net

歯が痛くなったから、歯茎が痛くなったから・・・と来院される方が多いのが現状です。

しかし現在の歯科医療では、口腔内の定期検診によって虫歯や歯周病を予防し、さらには早期発見・早期治療により健康な歯を1本でも多く守るということに重点が置かれています。

定期検診を受診し、様々なリスクを防ぐとともに、歯科医院との信頼関係を築き、いざというときに歯科医師と意思の疎通をしやすいようにしときましょう。

また、健康な歯、健全歯の本数が少ない方に認知症などの記憶障害がみられやすい傾向にあるという報告もあります。

それは咀嚼することにより脳に刺激が与えられ脳が活性化するためですが、健全歯が少ないと咀嚼することが難しくなり、脳が不活性になるということが要因のひとつと考えられています。

意外と疎かにされがちな歯科での定期検診ですが、大変健康に関わってくるものなのでぜひ受診しましょう。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
う歯(虫歯) 歯周病 口臭

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