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統合失調症の障害年金は永久認定できない?更新期間はどれぐらい?

統合失調症は幻覚、妄想により仕事に支障をきたし、普段の生活を送ることが困難になる心の病気です。こうした患者さんを支えるべく障害年金制度があるのですが、おおよその更新期間が設けられており、永久認定は出来ません。なぜ永久認定出来ないのか、その条件とおおよその更新期間について解説します。

統合失調症とは

幻視

幻視

出典:ja.wikipedia.org

統合失調症はおよそ100人に1人弱がかかる、罹患率の高い病気になります。
以前は「精神分裂病」が正式の病名でしたが、「統合失調症」へと名称変更されました。

症状について

統合失調症 症状について

主な症状は例えば「ピンク色の象がこっちに向かっている」などといった幻視や、「猟銃を持ったおじさんが私を狙っている」などといった妄想が特徴的です。

症状が進行してしまうと、話のピントがずれたり、話題が急に飛んだりするなど、会話のまとまりがなくなってしまいます。
物事に対する感情表現が乏しくなることで表情が硬くなったり、物事を行うための意欲が失われたりして、無口で閉じこもった生活となり、仕事や日常生活を送ることが難しくなっていきます。

原因について

統合失調症 原因について
出典:kyoto-kokoro.org

統合失調症の原因は明らかになっていませんが、進学や就職、親からの独立や結婚などといった人生の進路における変化が発症のきっかけとなることが多いと言われています。
この環境や境遇の変化などによるストレスによって、脳の中で働く神経伝達物質、ドーパミンなどのバランスが乱れることによって起こると考えられています。

障害年金について

統合失調症 障害年金について

障害年金とは国民年金法によって定められている障害基礎年金と、厚生年金法に基づいて支給される障害厚生年金のことをいい、病気やケガによる障害で働くことが難しくなった方に対し、病気やケガに伴う障害の程度と年金の支払状況により、国が定める条件を満たすことで支給されます。

統合失調症についても、日常生活を送る上で常時援助が必要な方、日常生活を送ることが難しい方、働くことが難しい方に対して支給されます。

障害年金の永久認定と有期認定

統合失調症 障害年金の永久認定と有期認定

当サイト「統合失調症で障害年金と生活保護、どっちがいいの?」(

)でもご案内していますが、障害年金を受けるためには、まずは年金機構の窓口、もしくは各市区町村の年金担当の窓口に相談する必要があります。

年金の納付状況や医師の診断書などをもとに手続きを進めていくのですが、障害年金認定の際、年金決定通知書に「次回診断書提出年月日 ○年○月まで」と記載されている場合は有期認定となり、記載がない場合は永久認定となります。

永久認定は障害が軽快することが見込まれない場合に適用される

統合失調症 永久認定は障害が軽快することが見込まれない場合に適用される

障害年金は障害を抱えている方に対して支給されます。
障害が永続的に残る場合等について永久認定がなされることがあります。

【具体例】
・病気やケガに伴う手足の切断や離断によって、常時支援が必要な場合
・脊髄損傷や脳梗塞後遺症などの病気やケガによって手足の麻痺が見られ、常時支援が必要な場合
・重度の知的障害や完全失明によって常時支援が必要な場合
など

治療やリハビリなどによって多少の軽快は見られたとしても、永続的に日常生活を送る上で安静が必要、または自力で日常生活を送ることが出来ず、常に誰かの援助が必要と認められる場合、永久認定に該当し今後の更新が不要となります。

統合失調症などは1~5年の有期認定がほとんど

統合失調症 統合失調症などは1~5年の有期認定がほとんど

障害年金の永久認定は永続的に障害が認められる場合に該当するのですが、統合失調症などといった精神障害について、治療やカウンセリングなどにより軽快し、社会復帰する可能性が見込まれるため、更新を要する有期認定となります。
更新の期間は申請した時点での障害の程度、病気の状態によって個人差がありますが、おおよそ1年から5年の間となります。
統合失調症などといった精神疾患は変化が多いため、1~2年の有期認定が多いと言われています。

再度申請が必要

統合失調症 再度申請が必要

期限が定められているため、更新期間が近づいてきたら再度申請が必要となります。

受給決定の際に届く年金決定通知書に、「次回診断書提出年月日 ○年○月まで」と記載されています。
指定の期日が近づいたら、年金機構により必要書類が送られてきますので準備をする必要があります。

更新の際は当然、医師に診断書を書いていただくことになりますが、前回と診断書を作成する医師が違う場合は、念のため診断書の内容を確認するようにしましょう。

支給額が変更される可能性も

統合失調症 支給額が変更される可能性も

更新のタイミングに伴い、診断書の内容によっては障害の程度の等級が変更されることがあります。
自分自身や家族から見て症状はあまり変わらないと思っていても、診断書が軽く書かれている事も考えられます。

当然の事ではありますが、症状に変わりがないか重くなり、日常生活に支障が継続している場合は支給額が変更されるか、現状維持のまま数年後に更新が必要となることもあります。
逆に治療薬が合ったりしたことなどにより、症状が改善されて社会復帰した場合は減額されるか支給停止となります。

もしも決定内容に納得がいかない場合は審査請求を

統合失調症 もしも決定内容に納得がいかない場合は審査請求を
出典:www.nenkin.go.jp

障害年金の決定内容に不服があった場合は、決定があったことを知った翌日から3ヶ月以内に文書または口頭で、各地方厚生局内にあります社会保険審査官に審査請求することが出来ます。

更に審査請求に納得がいかない場合は、厚生労働省内にある社会保険審査会に再審査請求を行うことが出来ます。

あとがき

統合失調症 あとがき

障害年金はあくまでも病気やケガによって、日常生活を送ることが難しい、仕事が出来ない、常に誰かの手助けが必要な方に対して支給されるための制度となりますので、障害を抱えながら生きていく人にとって大切なものとなります。
適切に活用していきましょう。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
統合失調症 ストレス

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