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高血圧の薬とグレープフルーツで重大な副作用の危険あり!相互作用のおはなし

高血圧の薬を飲んでいるとグレープフルーツジュースを飲んではいけない、と聞いたことありませんか?体の中で相互作用が起こり、重大な副作用があらわれることがあるのです。では、その相互作用について、どんな薬と果物に注意が必要なのか、詳しく解説していきます。

1.高血圧薬とグレープフルーツの相互作用

高血圧 1.高血圧薬とグレープフルーツの相互作用

高血圧の治療に使われる薬の中に「カルシウム拮抗薬」と呼ばれるものがあります。

動脈の血管の壁にある細胞が収縮して血管が細くなると血圧が上がるのですが、この細胞が収縮するときにはカルシウムイオンが必要になります。

そのカルシウムイオンが細胞に入らないようにし、血管が細くなるのを防ぐことで血圧を下げる働きをするのがカルシウム拮抗薬です。

このカルシウム拮抗薬は肝臓にある酵素で分解されますが、グレープフルーツに含まれる物質(フラノクマリン類)に、この酵素を阻害してしまう働きがあるのです。

つまり、同時に飲むと薬の分解が妨げられ、薬の成分が体内に留まる時間が長くなります。

すると薬の効果が過剰に出てしまい、必要以上に血圧が下がってしまったり、心拍数が増加したりして、頭痛やめまい、立ちくらみなどの副作用が起こる可能性があり、酷い時には意識を失ってしまいます。

2.相互作用を起こす薬

高血圧 2.相互作用を起こす薬

グレープフルーツと相互作用を起こす可能性の高い高血圧治療薬は以下の通りです。

※新しい薬は日々開発されており、これ以外にも影響がある薬が処方される可能性があります。
また、ジェネリック医薬品は元の薬と違う名前になっていることがあります。
必ず医師や薬剤師の説明を良く聞き、十分に確認してください。

・強い相互作用

カルブロック錠16mg
アテレック錠10mg
コニール錠4mg
アダラートL錠20mg
アダラートCR錠20mg・40mg
アダラートカプセル5mg

・やや強い相互作用

ワソラン錠40mg

・弱い相互作用

ノルバスクOD錠2.5mg、5mg

3.影響のある柑橘類

高血圧 3.影響のある柑橘類

グレープフルーツに含まれてカルシウム拮抗薬と相互作用を起こすフラノクマリン類は、グレープフルーツだけでなく、他の柑橘類にも含まれています。
しかし同じ柑橘類でも、フラノクマリン類が含まれていないものもあるのです。

グレープフルーツはブンタンの仲間です。

ブンタンの仲間はグレープフルーツのほかに、晩白柚(バンペイユ)、八朔(はっさく)などがあり、これらの柑橘類も薬に影響を及ぼすそうです。

比較的、みかんなど果肉の赤いものは影響を与えにくいという文献もあります。

ここで、その一覧をみてみましょう。

※ここで挙がっていない柑橘類でも影響を与える可能性があります。
必ず医師や薬剤師にご確認ください。

・影響のある柑橘類

晩白柚(バンペイユ)
ブンタン
スウィーティー
ダイダイ(サワーオレンジ)
夏みかん
いよかん
ポンカン
金柑
八朔(はっさく)

・影響のない柑橘類

バレンシアオレンジ
レモン
カボス
温州みかん
マンダリンオレンジ

4.注意点

高血圧 4.注意点
出典:draftbeer.jp

・ジュースも果肉もダメ!

以前はグレープフルーツジュースのみが影響を与えるといわれていたようですが、現在は果肉部分でも同じような影響があることが分かってきています。

カルシウム拮抗薬を飲んでいる間はジュースだけでなく、果肉を食べるのも避けましょう。

・時間を空ければ平気?

薬を飲むときにグレープフルーツジュースを飲まなければ良い、というものではありませんのでご注意ください!

グレープフルーツの影響は摂取してから10数時間から長ければ2~3日続くこともあるそうです。

そのためカルシウム拮抗薬を内服している人は、基本的にグレープフルーツを避けたほうが良いということになります。

・血圧の薬だけ?

実はグレープフルーツが影響を与える薬は、カルシウム拮抗薬だけではありません。

抗血小板薬や高脂血症薬などでも副作用が出る可能性がありますので、必ず医師や薬剤師の説明を良く聞きましょう。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
高血圧

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