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傷ができた!でも消毒はしないで!最新の応急処置とは

包丁で指を切った!転んで擦り傷ができた!そんなとき、どんな応急処置をしていますか?石けんで洗って、消毒液を塗って、ガーゼを当てて…?ちょっと待って!その処置、逆効果かもしれませんよ。今回、消毒をしない応急処置の方法をご紹介します!

■はじめに

はじめに

ここでは主に、浅い擦り傷や切り傷の応急処置についてご紹介します。

以下の場合は自分で全ての手当てをしようとせずに、すぐに医療機関を受診してください。

・多量に出血し、圧迫しても止血できない場合
・傷が大きい、または深そうな場合
・顔や頭の傷の場合
・感覚がなくなったりしびれが起こった場合
・人や動物に噛まれた場合
・錆びたもので怪我をした場合
・何かが刺さって抜けない場合

その他、応急処置では手に負えそうもない傷の場合は、必ず早めに病院へ行くようにしてください。

■応急処置の方法

1.止血する

1.止血する

傷ができたら、まずは止血してください。

ガーゼやハンカチなどで傷を押さえて手で圧迫します。
できるだけ傷を心臓より高い位置に挙げるとなお良いです。

5分くらい圧迫しても止血できない場合はすぐに医療機関を受診してください。

圧迫するために使うガーゼやハンカチは、あまりに汚れていなければ、普段使いのもので構いません。

ゴムやヒモなどで縛ると傷が悪化する可能性があるため、手で圧迫してください。

2.洗う

2.洗う

傷を水道水で良く洗いましょう。

汚れが酷く石けんを使いたい場合は刺激の少ないものを使うようにしましょう。

近くに水道が無ければ、ペットボトルの水や水筒の水でも構いません。

洗うことで傷の中の泥や砂を洗い流します。
手で取れるような破片やゴミなどは取り除きます。

また、海外など旅行先で怪我をしてしまった場合も、人が飲める水準であれば水道水を使っても大丈夫です。
水道水が飲むのに適さない場合は、ペットボトルなどで売られているミネラルウォーターを使用してください。

3.消毒しない

3.消毒しない

傷ができると消毒液をかけたくなりますが、消毒はしないでください!

以前は感染を防ぐ意味で消毒をすすめていましたが、現在の考え方では消毒は不要であると言われています。

消毒液は感染の元となる悪い菌に効きますが、傷を治すために必要な細胞まで攻撃します。
つまり、消毒液を使うと逆に傷の治りが悪くなってしまうのです。

消毒液を使っても、菌はそこら中にいますから無菌にすることはできません。
傷に入った泥や砂、ゴミなどから感染しやすいので、洗うことでそれらを排除することが大切です。

傷を清潔にするというのは、消毒することではなく、「良く洗うこと」と覚えておいてください。

4.乾燥させない

4.乾燥させない

以前は、傷を乾燥させてカサブタを作れば傷は治るという考え方が主流でした。

しかし実は、細胞は乾燥させると死んでしまいます。
傷を治すための必要な細胞も死んでしまうため、傷の治りは遅くなり、しかも痕になりやすくなってしまうのです。

傷ができると、傷口から透明の滲出液が出てきますよね?
この滲出液が、傷を治す細胞を培養する働きをしています。

以前はよく傷口に直接ガーゼを貼っていましたが、それは傷から出る血液や傷を治すための滲出液を吸収し、傷を乾燥させることになります。

現在の医療現場では、傷をうるおいのある状態で治すことが推奨されています。
応急処置をする場合は、食品用のラップを当てた上からハンカチなどを巻いて押さえます。

ガーゼや包帯があればラップの上に使用し、必要があれば医療機関を受診するようにしてください。
軽い傷ならうるおいを守れるタイプの絆創膏を貼りましょう。

こうすることで傷の治りが早くなり、綺麗に治ります。
覚えておくと、役立ちますよ!

最終更新日: 2016-07-24

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