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親知らずを抜歯するための判断基準4つ

20歳前後に生えてくる親知らず。生えたまま放置していてもいいの?それとも抜歯した方がいいの?親知らずを抜歯した方がよい場合の判断基準をご紹介します。

親知らずを抜歯するための判断基準

親知らずを抜歯するための判断基準

親知らずの抜歯の判断をする際にはまず、歯科医院でX線レントゲンを撮影してもらい、口腔内全体の状態を把握することが大切です。

生え方、歯並びや虫歯の有無だけでなく、歯肉の状態もレントゲンである程度は把握できます。

治療した部位は白く、虫歯は黒い影となって、歯肉も影として映ります。
レントゲンの読み方は専門家でなければ難しいですが、X線レントゲンを撮る必要性は理解しておきましょう。

そして親知らずを抜歯する際には顎の骨や、神経との位置関係を把握する重要な材料となります。
骨や神経との位置関係、生え方によっては歯科医院ではなく口腔外科でのより専門的な抜歯が必要な場合もあります。

以下に、簡単な判断基準をご紹介します。

①斜めや横向き(水平埋伏)になって生えている親知らず

水平埋伏の親知らず

水平埋伏の親知らず

手前の歯に向かって横向きに生えてしまう親知らずの事を水平埋伏(すいへいまいふく)と言います。

こうした場合には手前の歯を圧迫して歯を傷める原因となったり、隙間に汚れが溜まりやすく虫歯のリスクが高くなったりするため、早期に抜歯することが勧められるケースが多く、抜歯するのが最善とされています。

②隣接する手前の歯も虫歯になっている場合

親知らずと手前の歯が両方ともに大きな虫歯(黒い影になった部分)このケースでは親知らず抜歯後に手前の歯の治療が行われます。

親知らずと手前の歯が両方ともに大きな虫歯(黒い影になった部分)このケースでは親知らず抜歯後に手前の歯の治療が行われます。

先にも述べましたが、親知らずは磨き残しなどで汚れが溜まりやすいために虫歯リスクが高まります。

そうして手前の歯とともに虫歯になってしまった場合は、治療をしても再発のリスクが高いために、この場合も早期に抜歯をして手前の歯を丁寧に治療して長く残せるように処置をした方が良い場合があります。

手前の歯と親知らずの治療および抜歯を検討する際には、歯科医師と相談のうえで治療方針を決めるとよいでしょう。

③虫歯を治療をする意味がない場合

いたい!しみる!放置していた親知らずが虫歯になっていた。

そうした場合には、親知らずの虫歯が深く神経まで達している状態では抜歯するのが最善とされています。

現代人の顎は小さくなり、親知らずがきれいに生えるスペースが確保できる方は少なくなっています。

そのため親知らずの根っこが極端に曲がっているケースが多々あり、根管治療が出来ない場合には抜歯を選択するケースが多いです。

※根管治療
歯の神経まで達した虫歯の治療に対して行われます。
END、抜髄、など歯科医師によって呼び方は様々です。
虫歯によって神経が傷み、治療をしても回復の見込みがない、あるいは神経が既に死んでいる場合に行います。
虫歯を削った後にファイル、リーマーと呼ばれる道具で神経の通る管の中をゴリゴリとヤスリがけをするようにして綺麗にしていきます。
この時に、ゴリゴリと振動が響いたり傷みを感じることがあります。
この後鎮静薬を詰め、治療が完了するまで目安として3~5回通院します。
最後は治療した部位が腐らないように防腐処理をして、きちんと神経の治療ができたかを確認するためにレントゲンを撮影したのちに型取りをして、およそ1週間後に完成した被せものを装着し、修復します。

④口を大きく長時間にわたり開けていることが困難

顎関節症の主な症状

顎関節症の主な症状

出典:www.chukai.ne.jp

虫歯などで治療が可能な状態の生え方をした親知らずであっても顎関節症、あるいは口の小さな方など大きく口を開けることが困難な方は抜歯を勧められるケースが多いです。

大きく口を開けていられない方の場合に治療者が治療器具を入れ、治療するのに必要なスペースと時間を確保することが困難であり患者にかかる負担も大きいためです。

抜歯ではなく、歯の状態などを考慮した上で治療を行う場合は、治療者側もそうした苦痛への配慮として治療をあえて数回に分けたり、うがいを促したりなどの対応をしています。

親知らずは検診で問題が無ければ気にしないで大丈夫!

親知らずは余分な歯だから抜歯するというイメージが大きいかもしれません。

前述のような場合には抜歯するのが最善ですがまずは歯科検診でX線レントゲンによる診断を受けましょう。

そして親知らずの生え方、歯肉の状態、隣接する歯との関係など複合的に考えて抜歯を検討するとよいでしょう。

その際に疑問に感じたこと、分からないことは積極的に歯科医師に尋ねるようにしましょう。

最後に受付で尋ねても、スタッフが再び医師に尋ねなければならないため、既に次の患者さんの治療を行う医師の手を止めることになります。

そうした面からも診療中に尋ねるのが、お互いにとって信頼関係を築くひとつのポイントとなります。

最終更新日: 2016-07-24

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