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白斑は子供にも出来るの?原因と症状を徹底解明!

ある日子どもを見たら、肌が白く色素が抜けている…その症状、もしかしたら白斑かもしれません!今日は子どもの白斑の原因や治療法について徹底解明します!

1人の医師・医学生がチェック済み

白斑とは

尋常性白斑 白斑とは
出典:seoanswer.jp

白斑とはなんかの原因によって、肌の色素である「メラノサイト」が少なくなったり、完全に失ってしまうことから、肌の1部が白く色が抜けてしまう病気です。
子どもからお年寄りまで、幅広い年齢で発症することがあります。
白斑には2種類あり、先天的白斑と後天的白斑があります。

先天的白斑(先天的白皮症、アルビノ)

尋常性白斑 先天的白斑(先天的白皮症、アルビノ)

先天的白斑とは、白皮症やアルビノと言われる病気です。
生まれなながらに、「メラノサイト」が欠乏していたり、変異してしまったり、メラノサイトの元となる幹細胞が異常で色素がなくなっている事を指します。
メラノサイトとは、色素の根本となる「メラニン」を生み出すのに必要不可欠な物質になります。

特徴

尋常性白斑 特徴
出典:spookies.blog.jp

先天的白斑には、皮膚が白くなっているだけでなく、体全体の色素が薄くなっていることがあります。
白に近い金髪であったり、青い瞳といった色素異常が現れる可能性があり、視力が著しく低下している視力障害や光に当たることで発疹がある光線過敏症といった症状も発症していることがあります。

先天的白斑の親を持つと、子供や孫へ遺伝する確立は高くなります。

後天的白斑(尋常性白斑)

尋常性白斑 後天的白斑(尋常性白斑)

後天的白斑は別名尋常性白斑とも言われ、白斑と言われる人の約6割が尋常性白斑になります。
原因は酸化ストレスの可能性が高いとされています。
酸化ストレスとは、自己免疫が誤作動しメラノサイトを攻撃する抗体が生まれてしまい、メラニンが生成できなくなったり、精神的なストレス、生体の酸化反応と抗酸化反応のバランスが崩れてしまうことを指します。
尋常性白斑は更に、「分節型」と「非分節型」にわかれます。

分節型

分節型とは、子供または30歳以下に発症しやすい白斑で、神経にそって白斑が現れます。
数ヶ月の間から1年未満に、一気に現れることがあり、多くは体の片方のみで、顔や首元に白斑が出来ます。
分節型の原因としては、ハッキリとはわかっていませんが、自律神経の何らかの異常からくる自己免疫の異常ではないかと考えられています。

非分節型

非分節型の白斑は、あらゆる年齢の発症することがあり、体のどこにでも白斑が現れます。
しかし多い場所として、皮脂が多く出る部分、手足などの刺激を受けやすい部分、皮膚が擦れやすいところに発生しやすいです。
一気に出る分節型とは異なり、徐々に数が多くなっていきます。
左右対称に起きることもありますが、多くは体中にまばらに発生します。
非分節型の原因も、ハッキリとはわかっていませんが、自己免疫が抗体を作りメラノサイトを攻撃することから起きるのではないかというのが有力です。

子供は白斑になぜなるの?

尋常性白斑 子供は白斑になぜなるの?
出典:irorio.jp

子供が白斑になる理由とは何でしょうか?

実は白斑の原因は未だにハッキリとしておらず、子供が白斑になる理由もわかっていないのが現実です。
ある日突然、白く色が抜けてきてしまい、体中に広がってしまいます。
子供の白斑の原因も多くは自己免疫細胞の攻撃とされていますが、過度のストレスの場合もあります。
白斑が現れた場合、子供自体が白斑を気にするあまりストレスを感じると、悪化することがあります。
白斑は生死に直結する病気ではなく、皮膚疾患であるので、具体的な原因の解明をされておらず、解明にはまだ時間がかかるとされています。

子供の白斑の症状

軽度

尋常性白斑 軽度
出典:blog.livedoor.jp
尋常性白斑 軽度
出典:blog.livedoor.jp

体の一部であったり、薄くおきる白斑は軽度になります。
軽度の場合には、ステロイドなどの早期治療を行うことで、白斑の進行を食い止めたり遅らせることが出来やすくなります。
しかし、日焼けの跡や乾燥と間違いやすく、白斑と気が付かない場合にはどんどん進行していってしまいます。
軽度であっても、白斑かもしれない、と意識することが大切になります。

中度

尋常性白斑 中度
出典:blog.livedoor.jp
尋常性白斑 中度
出典:health-to-you.jp

中度の白斑になってくると、面積も大きく、白斑自体の数もだいぶ多くなってきます。
多くの親は中度になる前に、白斑に気がつくと思いますが、中度になると本格的に治療をしなければなりません。
中度になってくると、外見的にわかりやすい位置に白斑があることが増えてきますので、子供にとっても大きなストレスの要因となることがあります。

重度

尋常性白斑 重度
出典:clinicalsup.jp
尋常性白斑 重度

重度になると、外見でははっきりと分かってしまうことが多く、子供の精神的なサポートも必要になってきます。
特に顔に白斑が現れた場合、隠すことが難しくなるので、ストレスに感じ、白斑を余計に悪化していってしまいます。
白斑の治療も勿論のこと、メンタル面も気をつける必要があります。
発生して何年も経過してしまった白斑は、メラノサイトが完全に失われてしまったり、壊れていることが多くなります。
そうなってしまうと、治療法を実践したところで、効果を感じることは難しくなります。
そうならないためにも、白斑を見つけたら早期治療を開始することが大切となってきます。

治療法

尋常性白斑 治療法

子供にとって、心身ともに大きな影響を与えてしまう白斑。
原因がわかっていないため、特効薬や画期的な治療法は未だに確立されてはいないものの、治療方法は多くあります。
一体どのような治療法があるのでしょうか?

塗り薬

尋常性白斑 塗り薬

早期の白斑であれば、まず試すのが塗り薬による治療です。
塗り薬の治療は大きく分けて3種類あります。

ステロイド外用薬

尋常性白斑 ステロイド外用薬
出典:atopyandsobo.org

白斑の数が少なく、ごく初期に行われることが多く、早期であれば効果を実感しやすいのが、ステロイド外用薬による治療になります。
ステロイド軟膏やクリームを塗ることで、免疫機能が正常化させ、白斑の進行を抑制したり、白斑自体を薄く小さくする作用があります。

ステロイドには効き目がそれぞれランクとしてあり、子供に処方する場合、顔の白斑には比較的弱いロコイド等を処方されることが多く、体の白斑には少し強めのステロイドを処方されることが多くなります。
ステロイド外用薬は、他の皮膚疾患でも処方されることがあり、自宅にステロイドを持っている人も多くいると思います。
しかし、それぞれの白斑の場所や大きさにより塗る薬は変わりますので、必ず医師の指示を仰ぎましょう。

活性型ビタミンD3外用薬

尋常性白斑 活性型ビタミンD3外用薬

ビタミンD3軟膏は、単独ではあまり白斑に効果を感じることは少なく、光線療法と併用することが一般的です。
しかし、近年は科学的に処理された活性型ビタミンD3外用薬のみでも、一定の効果があるものもあり、子供の白斑の状態を見ながら処方されることがあります。
活性型ビタミンD3外用薬には、岐阜の細胞増殖亢進や、免疫細胞を正常化させる作用があります。
しかし、ビタミンD剤は長期間使用すると、ビタミンD中毒になり高カルシウム血症を発症することがありので、子供に処方する場合には細心の注意をはらい、短期間のみにされることが多くなります。

プロトピック軟膏

尋常性白斑 プロトピック軟膏
出典:atopyandsobo.org

プロトピック軟膏は、本来アトピー性皮膚炎の薬になります。
主に免疫抑制の薬で、皮膚の炎症を静める作用があります。
プロトピック軟膏が効果があったということもあり、首などの比較的皮膚の薄い箇所で処方されることが多くなります。
ステロイドの強力程度の力があり、薬そのものの効き目はあるので、ステロイドの副作用が懸念される所に処方されます。
しかし、保険適用外なので値段は高くなります。

内服薬

尋常性白斑 内服薬
出典:01.gatag.net

内服薬も治療法としてあげられいます。
大人の場合、ステロイドの内服薬を使用することがありますが、子どもの場合には、ステロイドの副作用を考え使用することは少なくなります。
子どもに処方する薬として、円形脱毛症などの治療に使用されるセファランチンや、アレルギーの治療薬のIPDカプセルなどがあります。
セファランチンは血行促進作用や、抗炎症作用があり、IPDカプセルは抗アレルギー作用があるため免疫細胞に対して働きかけるので、白斑にも効果があるのではないかとされています。
子どもの場合、アナフィラキシーショックやかゆみや発疹、頭痛といった副作用がある時があるので、経過をしっかりと見ながら処方する必要があります。

漢方薬

尋常性白斑 漢方薬

自己免疫不全に効果がある漢方薬も、尋常性白斑に効果があるとされています。
自己免疫不全は活性酸素の過剰蓄積が原因であるので、活性酸素を取り除く漢方薬を処方します。
多くは、活性酸素を取り除く効果のあるサポニンが多く含まれている「田七人参」という漢方薬になります。

光線治療

尋常性白斑 光線治療

光線治療とは、別名「日光療法」ともいわれます。
太陽には様々な光の集まりがあり、それらの特徴をを利用して行う治療法になります。
紫外線やX線、可視光線といった様々な波長の光線がありますので、それぞれの特徴に合わせて治療が行われます。

エキシマライト

尋常性白斑 エキシマライト
出典:dr-koji-cli.jp

エキシマライト光線療法とは、308nmの紫外線を白斑の場所に照射して処置する光線療法になります。
308nmを照射すると、従来の紫外線療法などに比べて少ない回数で症状の改善効果が見られ、効果の持続も長いとされています。
また従来の紫外線療法であるナローバンドUVBと比べると100倍以上の強さがあり、早く白斑に効果が出ると言われています。

そして、患部のみに照射することが出来るため、癌や抗老化のリスクを抑えることが出来ます。

PUVA

尋常性白斑 PUVA
出典:taizou.biz

PUVAとはソラレン紫外線療法と言われ、白斑の治療で最も一般的な光線療法です。
保険が適用され、効果が実感出来ます。

PUVAはソラレンという紫外線に対する皮膚の感受性を高める薬を塗ったり服用したりした後に、長波長紫外線(UVA)を当てます。
白斑の治療には効果がありますが、再発する可能性が高くなりますので、最近はナローバンドUVB照射療法に移行しつつあります。

ナローバンドUVB

尋常性白斑 ナローバンドUVB
出典:yambeclinic.com

白斑への効果が高いとされている311~312nmといったごく狭い周波数の紫外線だけを照射します。
欧米では一般的に用いられており、白斑以外にもアトピー性皮膚炎など、様々な皮膚疾患の治療法になっています。

VTRAC(ヴィトラック)

尋常性白斑 VTRAC(ヴィトラック)
出典:kidaclinic.com

患部にピンポイントで治療出来るため、白斑以外の皮膚にダメージが残らないのが特徴です。
UVBを病変のない箇所にしてしまうと、癌などのりすくがありましたが、それが少なくなります。
そして安全性が高く、治療効果が実感しやすいので治療回数が少なく済みます。
他の光線治療と併用することが出来、内服薬外用薬とも併用しやすいです。

外科的療法

尋常性白斑 外科的療法

いわゆる手術になります。
とくに一年以内進行していない白斑には、皮膚を移植することがあります。
子供には滅多に行われることはありませんが、白斑がひどい場合や顔など特に目立つところの場合には、極稀に行われることもあります。
子供には手術になると体への負担が大きくなり、リスクも高くなります。

サクションブリスター法(吸引水疱法)

尋常性白斑 サクションブリスター法(吸引水疱法)
出典:hakuhan-jp.com

メラニンを作る細胞の表面に近い部分のみを切除して、正常な皮膚を移植する手術になります。
特に見えにくいお尻などの皮膚を移植することが多いです。
吸盤で水疱を人工的に作り、その表面の皮膚を白斑の箇所に移植します。
デメリットとして痛みを伴いますし、確実に白斑が改善されるとは限らなくなります。

ミニグラフト法

尋常性白斑 ミニグラフト法

ミニグラフト法とは1cm程の丸い皮膚をパンチで採取し、白斑へ同じようにパンチで移植する方法になります。
テープで固定して、2週間後に剥がし経過を観察します。
移植部分と白斑の部分がハッキリと目立ちますが、傷跡はほぼ残りません。
ミニグラフト法も確実に白斑が改善されるとは限りません。

子供が白斑になった時の注意点

尋常性白斑 子供が白斑になった時の注意点

白斑になった場合、特に気をつけなければならないのが紫外線です。
治療を紫外線は、効果が高いものを選択して照射するのであうが、日常生活での紫外線に多くあたってしまうと、メラノサイトの生成自体に異常をきたしてしまい、治療の効果が薄くなってしまったり、効果を実感出来なくなるので、紫外線に当たることがある場合には日焼け止めをしっかりと塗る必要があります。
特に子供は外で遊んだり、学校でも外での授業があります。
日焼け止めを塗ることが出来るように学校と相談したり、きちんと塗るように伝えてあげなければなりません。

また、白斑の中でも葉状白斑という白斑は注意が必要です。
葉っぱのように淡色の白斑が出来ると、結節性硬化症の可能性があります。
結節性硬化症は遺伝性の病気で、脳に異常をもたらしたり、皮膚病変が生じる可能性がある病気です。
重要な臓器に腫瘍を作ってしまうこともあり、さらに一生続く病気なので、早期に発見することが大切となります。
葉っぱのような白斑がある場合には、結節性硬化症かもしれないと覚えておきましょう。

白斑は、外見に現れるので相手にもわかってしまう病気です。
顔などに現れると、他の子供から辛い言葉が発せられることもある可能性があります。
そうなると子供の心は深く傷ついてしまいます。
そういった時にしっかりと保護者が子供の気持ちに寄り添いしっかりとケアをしてあげることが大切です。
また、白斑が出た時に学校から皆に伝えてもらうなど、子供が健やかに過ごすことが出来る環境を作る手助けをしてあげることも大切な治療になります。

最終更新日: 2016-09-14

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尋常性白斑 Sutton白斑 日焼け(日光皮膚炎) アトピー性皮膚炎 円形脱毛症 ストレス

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