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どんな検査で糖尿病が分かるのか?

糖尿病の場合、血糖値が高いことや、尿に糖が出ることは聞いたことがあると思います。 でも、その他にも糖尿病を判断する検査があります。 こちらでは、検査の基準値や検査方法についても紹介します。

糖尿病の診断でチェックする検査項目

糖尿病の診断に用いられる主な検査には、血液検査・尿検査・メタボリックシンドロームの検査などがあります。
それぞれの検査基準や、方法について紹介します。

基準値について

当記事でご紹介する基準値とは、糖尿病ではない健常者の測定値の95%が含まれる範囲・数値です。

この基準値に当てはまっていれば糖尿病ではない可能性が高いことになりますが、必ずしも健康であるとは限りませんので、気になる方は医師に相談することをおすすめします。

血液検査

糖尿病 血液検査
出典:buzz-media.net

糖尿病における血液検査では、現在の状態を反映するものから、過去1~2か月前までの血糖値を反映するものなどがあります。

血糖値

血糖値とは、血液中にあるブドウ糖の値を指します。
糖尿病になり、インスリンの分泌量が低下したり、インスリンの働きが弱くなってしまったりすると、ブドウ糖が血液中に残り、値が高くなります。

◆基準値
空腹時血糖:70~109㎎/dl
食後2時間血糖:140㎎/dl未満
◆検査方法
朝、絶飲食の状態で採血して、血糖値を測定します。

HbA1C

HbA1Cは、ヘモグロビンとブドウ糖が結合したもので、糖化ヘモグロビンとも呼ばれています。
この検査では、その日の血糖値ではなく、過去1~2か月の血糖の平均的な値が分かります。

◆基準値
HbA1C:4.3~5.8%
◆検査方法
採血で分かります。

75g経口ブドウ糖負荷試験(75gOGTT)

ブドウ糖負荷試験は、ブドウ糖を含んだ水溶液を飲んだ後に血糖値を時間ごとに測定します。

◆基準値
空腹時血糖:110㎎/dl未満
2時間後血糖:140㎎/dl未満
◆検査方法
空腹時に75gブドウ糖水溶液を飲んだ後に、1時間後と2時間後に血糖値を測定します。
しかし、採血の時間は医師の指示によります。

血中インスリン活性

インスリンとは、膵臓から分泌されるホルモンを指します。
糖尿病では、インスリンの分泌量・作用の低下が起こりますが、その程度が分かる検査になります。

◆基準値
空腹時:15.1μU/ml以下
GTT30分値:0.5ΔIRI/ΔBS
◆検査方法
ブドウ糖負荷試験と同様に、ブドウ糖を飲んだ後に、採血をして測定します。

血中CPR(Cペプチド)

膵臓のβ細胞で作られるCPRは、インスリンの前駆物質と呼ばれ、CPRとインスリンはそれぞれ1分子ずつ生成されます。
例えば、インスリンを投与されている患者さんの検査をしたとします。
その場合、実際、体で作られているインスリンなのか、薬のインスリンなのか、わからないという結果になってしまいます。
ここで、CPRを測定すると、その値は、体で作られたインスリンと同量の値を示すので、その差を計算すれば、違いを判定できるのです。

◆基準値
血中Cペプチド:1.2~2.0ng/ml
◆検査方法
採血で測定します。

尿検査

糖尿病 尿検査
出典:www.health.ne.jp

尿検査は、一回の尿で検査できるものと、1日尿を溜めて検査するものがあります。

尿糖値

健康な人では、尿中にブドウ糖が検出されるのは少量なのですが、糖尿病の人では、腎臓での濾過が間に合わず、多く排出されてしまうのです。

◆基準値
定性:-(マイナス)
定量:1日1g以下
◆検査方法
定性検査の場合は、尿一回量で判断できます。
定量検査の場合は、24時間の蓄尿(尿を溜める)を行ったのちに検査されます。

尿中ケトン体(尿中アセトン体)

ケトン体とは、肝臓で脂肪を分解したときにできる物質です。
健康な人では尿中に排出されることはありません。
しかし、糖尿病の人では、糖をエネルギーとして上手く使用することができず、脂肪を活用した結果、ケトン体が尿中に排出されてしまうのです。

◆基準値
尿中ケトン体:-(マイナス)
※ただし、激しい運動や、風邪をひいて発熱した場合のときも、陽性になることがあります。
◆検査方法
尿一回量で判断できます。

尿中CPR(Cペプチド)

血中CPR同様、この尿中CPRは、尿の中に排出されるCPRが分かる検査になります。

◆基準値
尿中Cペプチド:24~97µg/日
◆検査方法
尿中Cペプチドは、24時間の蓄尿を行ったのち、アジ化ナトリウムを混ぜて測定します。

メタボリックシンドロームの検査

糖尿病 メタボリックシンドロームの検査

学校や職場の健康診断で行われることが多い検査です。

1.腹部肥満:ウエスト周囲径:男性85cm以上・女性90cm以上
2.トリグリセライド150mg/dl以上、かつ/またはHDLコレステロール40mg/dl未満 男女とも
3.収縮期血圧:130mmHg以上、かつ/または、拡張期血圧:85mmHg以上
4.空腹時血糖値:110mg/dl以上

2005年メタボリックシンドロームの診断基準(日本基準)では、1に加えて2~4のうち、2つ以上あてまはる人をメタボリックシンドロームと診断します。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
糖尿病 肥満

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