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糖尿病の薬 特徴を理解して治療に活かそう!

糖尿病は症状に気付いた時にはすでに病気が進んでいることが多いため、非常に怖い病気のひとつです。 私たちは定期的に健康診断を受け、予防的に食事療法やお薬で進行を食い止める必要があります。 今回は治療薬について詳しくご紹介します。ぜひご参考になさってください。

糖尿病とは?

糖尿病 糖尿病とは?

糖尿病はなんらかの原因によってインスリンの作用が不十分なために糖の利用がうまく行われていない状態のことです。

糖尿病は長い間研究されていますが、そのものを治すことのできる治療法は現実化されていません。

糖尿病には2種類ある

1型糖尿病

1型糖尿病は基本的にインスリンを自分自身で作る能力が乏しいか、またその能力がない状態のことをいいます。

2型糖尿病

2型糖尿病は少なくとも自分自身でインスリンを作る能力がありながら、インスリンが正常に分泌されていないか、身体にインスリン抵抗性がある状態のことです。

糖尿病の3大合併症

糖尿病 糖尿病の3大合併症

3大合併症とは

・腎症
・網膜症
・神経障害

の3つです。
それ以外にも血液中の糖分により血管がぼろぼろになり、動脈硬化症を発症したり、高血圧、高脂血症と併発すれば脳や、心臓の病気を発症することもあります。

糖尿病の治療方針

1型糖尿病の場合

1型糖尿病はインスリンがそもそも作れませんので、直接インスリンを補充するインスリン注射となります。
毎日欠かさず注射する必要があり、怠ると高血糖となり、命にかかわります。

2型糖尿病の場合

基本的には食事・運動療法となります。
食事・運動療法でも改善しない時にお薬を追加し、血糖値を下げていきます。

食事・運動療法は、疲れた膵臓のインスリン分泌機能を回復させる治療法で、最も大切になってくる治療法なのです。

患者さんの中には食事・運動療法などたいして効果がないだろうと思って、さぼりがちだったりします。
これは大きな間違いで、この治療ができる人とできない人とでは大きな差が出ます。

お薬はあくまでも食事・運動療法のサポートだと思ってください。

糖尿病治療薬の特徴

主な糖尿病薬一覧表

糖尿病 主な糖尿病薬一覧表

SU剤

糖尿病 SU剤

SU剤はこのような作用があります。

①膵臓からのインスリン放出と刺激してインスリン分泌を促進する
②筋肉でのブドウ糖取り込みに関するインスリンの作用を強化する(インスリン感受性を高める)
③肝臓からのブドウ糖放出を抑制する

作用が最も強いのがオイグルコン、ダオニールになります。
アマリールは強さは穏やかです。

SU剤は糖尿病の経口薬の主役といえる薬剤です。
飲んでいる方も多いのではないでしょうか。

速攻型インスリン分泌促進薬

SU剤と同じような作用があります。

効果発現が早いのが特徴です。
低血糖を防ぐために、しっかり管理して服用する必要があります。

ファスティック・スターシス 食事の10分前
グルファスト        食事の5分前
シュアポスト        食事の10分前

αグルコシダーゼ阻害薬

αグルコシダーゼ阻害薬は糖分そのものの吸収を遅らせて食後の急激な血糖上昇を抑える薬です。

グルコバイ、セイブル、ベイスンがこの薬にあたります。

このお薬の特徴は、食後に飲んでは効果が得られないため、食事の直前(10分以内)に服用する必要があるということです。
食べ物が腸管に吸収される前にお薬を飲むことで糖の吸収を抑えるのです。

このお薬を服用している時は低血糖対策として必ず『ブドウ糖』を用いてください。

DPP-4阻害薬

DPP-4阻害薬はインクレチンというホルモンに着目したお薬です。

インクレチンとはインスリンの分泌を促進させる作用と、グルカゴン(グルコースの放出促進)の分泌を抑える作用があります。
インクレチンはDPP-4という酵素により分解されてしまうので、この分解を抑えるために、このお薬が開発されました。

インクレチンの分泌は血中の糖に反応して起こるので、血糖値が低ければインクレチンが出ず、血糖値が高ければインクレチンが出ます。
そのためDPP-4阻害薬を服用しても低血糖のリスクが少ないといわれています。

ビグアナイド系薬

ビグアナイド系のお薬は主に、SU薬で効果が不十分の時に用いられます。

インスリンの反応性を高めたり、糖の吸収を抑制することによって血糖値の上昇を抑えます。

チアゾリジン薬

このお薬はインスリンの抵抗性を改善するお薬です。
インスリンの効果を高めることで血糖値を下げます。
効果にやや時間がかかります。
3ヵ月くらい服用する必要があるといわれています。

女性に多いですが、むくみの副作用があります。

最近開発されたSGLT-2阻害薬

糖尿病 最近開発されたSGLT-2阻害薬
出典:blog.goo.ne.jp

近年SGLT-2阻害薬の開発が進んでいます。

このお薬は尿に糖を排泄して血糖値を下げるお薬です。

糖尿病と言われるくらいですから、尿に糖が出てしまってはいけないような感じを受けていたんですが、この薬はその概念を覆す発想の薬でした。

おしっこに糖分が出るので、尿路感染症の副作用があり、清潔に保つ必要があります。

=まとめ=

いかがでしたか?
糖尿病のお薬といっても様々あります。
医師は個人の血糖値や重症度により一番合った薬を処方してくれます。

お薬の服薬中は低血糖症状が怖いですので、服用中になにかあった場合はすぐにブドウ糖を摂り、医療機関を受診しましょう。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
糖尿病 動脈硬化 高血圧

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