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腰痛でよく効くと言われる市販薬「ラックル」と「ロキソニン」の違いは?

腰痛がひどくて仕事に差し支える、楽しみにしていたイベントが楽しめない、という方もいるのではないでしょうか?病院に行くほどではないけど、この少しの間だけでも腰の痛みが治まってくれないだろうか、という時にちょっと使ってみようかと思うのが市販薬ではないでしょうか。今回はそのうちの「ラックル」と「ロキソニン」についてご紹介します。

痛みのシステム

痛みの役割

腰痛 痛みの役割
出典:karadapain.com

痛みとは誰でも嫌なものですよね。
瞬間的な痛みや慢性的に感じる痛みなど、いろいろな痛みがありますが、できれば感じない方が楽ですよね。
しかし、この痛みが身体を維持していく上でとても大変な役割を果たしているのです。

痛みとは一言でいうと、身体の危険を知らせるサインです。
もし人間が痛みを感じなかったら、どうでしょうか?
危険を察知したり、回避したりすることができずに、ケガや病気を繰り返してしまうかもしれません。
骨折していても感じなかったり、骨が見えるくらいのケガをしていたりするのに、痛みを全く感じなかったらと考えると、ちょっと怖いですよね。

命を守るために大切な役割を果たしているのが「痛み」と言えます。

痛みのシステム

痛みは、体の中にあるAδ線維とC線維という2種類の神経線維により伝わり、脳で認識されます。
「痛みの信号」は本人の喜怒哀楽や運動など、様々な活動により信号自体が変化し、その結果、認識される痛みの強さに変化が生じることがわかってきたのです。

Aδ線維:瞬間的に痛みを認識する

腰痛 Aδ線維:瞬間的に痛みを認識する

C線維:ずきずきするような、長引く痛み

腰痛 C線維:ずきずきするような、長引く痛み

処方薬と市販薬との違い

処方薬とは?

腰痛 処方薬とは?

処方薬とは、通常医師が診察を行い、症状や年齢や体質から「この患者には、この薬をこのくらいの量必要だ」と判断します。
そしてそれについて「処方箋」と言われる書類に記入して薬剤師へとまわします。
こういった処方箋が必要な薬を「処方薬」と言います。

一般的に処方薬は市販薬よりも効き目が強く、副作用のリスクも大きいため、服薬期間なども医師が決定します。
したがって、薬局で「もっとほしい」「別の薬もほしい」などと言っても、処方箋に書いてある以上、その要望に応えることはできません。

市販薬とは?

市販薬とは、ドラックストアや薬局で気軽に買えるお薬、というイメージではないでしょうか?

確かに処方箋を必要としていない、市販ですぐ買える薬という意味で、処方薬に対して一般的に効き目も副作用も穏やかで、症状が軽いうちに使うことを目的としています。

しかし、副作用が全くないというわけではないので、その副作用が強い順に第1類、第2類、第3類に分類されています。
それに伴って、副作用が強い市販薬は、薬剤師に相談してからでないと買えない、などの制約があります。

第1類医薬品

第1類医薬品とは、市販薬の中で最も効き目が強いですが、副作用の危険性も多いものです。
基本的に薬剤師の説明を受け、書面によってその内容を受け取らなくてはなりません。

そのため、第一類医薬品についてはカウンターの中の後ろの棚や、カウンターの鍵付きのショーケースの中に入れ、直接消費者が手に取ることができないようにしています。
胃腸薬、解熱鎮痛薬、育毛薬、禁煙補助薬がそれに当てはまることが多いです。

第2類/指定第2類医薬品

第2類医薬品については「努力義務」として薬剤師か登録販売員(市販薬を販売する資格試験に合格した者)の説明を受けるということになっています。
特に指定第2類医薬品については、薬剤師等のいるカウンターから7m以内に置くようにということに決まっています。
約8290品目について、特に解熱鎮痛薬、かぜ薬、漢方薬などが当てはまります。

第3類医薬品

腰痛 第3類医薬品

第3類医薬品については、特に説明や置き場所等の制約はなく、ビタミン薬、整腸薬などが当てはまります。
ですが、たとえ第3類医薬品であっても、相談があれば店側はそれに応じなければなりません。

ラックル

主成分であるアセトアミノフェンとは?

アセトアミノフェンは、副作用が少ない解熱・鎮痛の薬と言われています。
頭痛・発熱・歯痛・生理痛などに古くから使われており、それ単体だけでなく、風邪薬などにも配合されています。
アスピリンのような重篤な副作用がないため、幼児の座薬やシロップ剤などにも使われるほど安定していることで知られています。

血管を広げて熱を逃がしたり、痛みの感じ方を緩めたりする働きがあります。
胃障害の副作用もなく、アセトアミノフェンのみの配合でも、空腹時に飲むことができます。
しかし、胃の調子が良くないなどある場合は、少し多めの水で飲むと良いでしょう。

ラックルの用法と効き目について

ラックルの用法

成人(15歳以上)、1回1錠、1日3回を限度とし、なるべく空腹時をさけて、かみくだくか、軽く口中で溶かした後、水と一緒に服用して下さい。
服用間隔は4時間以上おいて下さい。
15歳未満は服用しないで下さい。

ラックルの特長

特長
・水に触れるとすぐに溶け出す速溶錠です。

・腰痛・神経痛に早く効く飲み薬です。

・胃にやさしく、眠くなりません。

・カリカリとかみくだくか、軽く口の中で溶かしてから、水と一緒に服用。

・すっきりとしたミント味です。

・外出時に携帯しやすいシート包装です。

・防腐剤無添加・塩分無配合。

ラックルの効き目

もともと第2類医薬品ということで、そんなに強い薬というわけではないのですが、そこそこ効くというのが正直なところです。

ただ、それは腰痛や神経痛に早く効くということで、痛みに効くということがそのまま根治というわけではないので、その点を気をつけなければなりません。
例えば、急な仕事でその間だけ痛みを抑えたいという時は有効ということです。

ラックルの副作用

腰痛 ラックルの副作用
出典:suposaka.com

ラックルは副作用の少ない薬で、通常使用するには副作用の心配はないようです。
しかし、まれに

発疹
かゆみ
吐き気
嘔吐
食欲不振
めまい
過度の体温低下

といった副作用が現れる場合があります。
そういった時には、すぐに使用を中止し、医師や薬剤師に相談してください。

また、ごくまれではありますが、服用後すぐに

皮膚のかゆみ
息苦しさ
動悸
意識の混濁
高熱
目の充血
目やに
のどの痛み
皮膚の広範囲におよぶ発疹・発赤や小膿疱
全身の倦怠感
皮膚粘膜眼症候群
中毒性表皮壊死融解症
肝機能障害
間質性肺炎
腎障害

といった重篤な副作用が起こることもあります。
そういった場合には、至急使用を停止し、医療機関を受診してください。

ロキソニン

ロキソニンSは第1類医薬品であることから、正しくお使いいただくために薬剤師から説明を受け、「使用上の注意」をよく読んでお使いください。
アレルギー体質の方は、必ずご相談ください。

NSAIDsとはどんな薬?

NSAIDs(エヌセッズ、エヌセイズ)とは非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)のことで、広義にはステロイドではない抗炎症薬すべてを含みます。

一般的には、疼痛、発熱の治療に使用される“解熱鎮痛薬”とほぼ同義語として用いられています。
抗炎症作用、鎮痛作用、解熱作用、抗血小板作用などがあり、増量しても鎮痛効果は増えません。

ロキソニンの用法と効き目について

ロキソニンの用法

成人(15歳以上)一回1錠 2回まで。

症状があらわれた時、なるべく空腹時をさけて服用して下さい。
ただし、再度症状があらわれた場合には3回目を服用できます。
服用間隔は4時間以上おいて下さい。

15歳未満の方は服用しないで下さい。

ロキソニンの特長

・短時間で血中に移行します
・痛みの発生メカニズムに作用して、すぐれた効果を発揮します
・胃粘膜を刺激しにくい「未変化体」で胃を通過します
・眠くなる成分を含みません
・飲みやすい小型錠

ロキソニンの効き目

処方薬のロキソニンと市販薬のロキソニンSでは含まれる成分が同じであり、実際には全く同じ効果が期待できます。
しかし、処方薬と市販薬では医師の診察による判断が含まれているかいないかという点が異なっており、そのため、使用できるケースや使用出来る量が異なっていたりします。

腰痛 ロキソニンの効き目
出典:otc-drug-info.jp

ロキソニンは身体の様々な痛みに対して、いずれも強い効果が確認されています。
特に急性上気道炎(いわゆる風邪)や抜歯後の痛みに対しては90%以上の有効性、腰痛や肩関節周囲炎(いわゆる五十肩)に対しても80%以上の有効性が確認されています。

ロキソニンが非常の多くの人に使用される背景には、このような効果の強さが確認されている点も挙げられるでしょう。

ロキソニンの副作用

腰痛 ロキソニンの副作用
出典:mindembody.com

ロキソニンの代表的な副作用と言えば、腹痛が一番よく知られています。
もちろん腹痛について、胃潰瘍や十二指腸潰瘍などに進むことがないとは言いきれないので、気を付けましょう。

腹痛から重症化することはほとんどありませんが、元々胃腸の弱い方や、ご高齢者、以前に同じような症状が出たことのある方は注意が必要です。

こういったことを防ぐためにも、空腹時の服用は極力避け、胃粘膜保護作用のある薬と一緒に飲むと良いでしょう。
また、長期間の連用を避け、3~5日間連用しても痛みなどの症状が繰り返される場合には、服用を中止し医師の診療を受けてください。

腰痛 ロキソニンの副作用
出典:twitter.com

また、ごくまれに消化管出血(血を吐く、悪心、嘔吐、腹痛、タール便、血便などがあらわれる)、消化管穿孔(消化管に穴があき、悪心、嘔吐、激しい腹痛などが現れる)の重篤な症状が起こることがあり、そういった場合は直ちに医師の診察を受けてください。

他に、最近では消化器潰瘍から腸閉塞になる可能性がクローズアップされており、腸閉塞は処置が遅れると死に至る可能性があるため、充分な注意が必要です。
その他の副作用としては、過度の体温低下、虚脱、四肢冷却などの症状が出た時には、直ちに服用を止め、医師や薬剤師に相談してください。

腰痛での際の服用の注意点

妊婦・授乳中の場合

ロキソニンの使用

妊娠2~4カ月の間は、赤ちゃんの臓器などを作る大切な時期で薬の影響も受けやすいのですが、過剰な服用ではなく妊娠が発覚した初期ですので赤ちゃんに及ぼす影響は少ないでしょう。
ただし妊娠後期(出産予定日12週以内)にロキソニンを内服し続けた場合、胎児の動脈管(胎児に開通している血管)が閉じて栄養を送れなくなる危険性があるので、ロキソニンは控えた方がよいです。
(消化器科看護師)

引用元: ixil.info

妊娠中の薬は1錠ぐらいで短期間の服用なら問題ないと考えられますが、サプリも同様、薬の使用についてはやはり主治医に相談してからがよいでしょう。
ロキソニンは痛み止めの中でも強い方なので、妊婦さんが使える薬を処方してもらってください。
(産科看護師)

引用元: ixil.info

上記のようにロキソニンについては副作用の心配から、必ず主治医に相談しましょう。
場合によってはロキソニンは使わずに、主治医からの処方薬を使用することを選択した方がベストです。

ラックルの使用

腰痛 ラックルの使用
出典:www.amoma.jp

ラックルはアセトアミノフェン自体が効き目が穏やかなこともあり、妊婦や高齢者にやさしいとのことではあります。
ロキソニンに比べて危険性は少ないものの、一応主治医に相談してからの服用が良いでしょう。

ロキソニンとラックルの併用

ロキソニンとラックルの併用はロキソプロフェンとアセトアミノフェンという主成分の違う薬ではありますが、同じ系統の鎮痛解熱剤ですから、効果は良くなるかもしれませんが、反面副作用も強く出やすくなります。
両方の使用上の注意にあるように、併用は避けてください。

また、同じような理由で、総合感冒薬との併用にも気を付けてください。
同じような成分が含まれているものがほとんどです。

まとめ

腰痛 まとめ

長く続く痛みってツラいですよね。
残念ながら痛みの大きさを測る物差しはないので、今どれくらい痛いかはなかなか他人には通じませんよね。
また、誰かに会うとき、急な用事の時、気持ちよく過ごしたいものです。

そんな時にラックルやロキソニンといった市販薬を使うのも一つの手です。
慢性的に飲み続けるのは禁忌で、受診をすることが必要ということを頭に置きながら、是非とも気持ちのいい生活を送れるようにしましょう。

最終更新日: 2016-12-10

タグ:
授乳 腰痛

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