
普段からできる簡単な歯ぎしりの予防法!マウスピース以外にできることって?
歯ぎしりは無意識のうちにやってしまうことですが、普段からちょっとした習慣を心がけることで少しでも歯ぎしりを少なくしたいですよね。今回はマウスピースでの治療法以外に、普段からできる歯ぎしり予防法をまとめました。簡単にできることばかりですので、ぜひ今日から取り入れてみましょう!
目次
無意識のうちにやってしまう歯ぎしり。予防法ってあるの?

あなたは、歯ぎしりに悩んでいますか?
起きたときに口の周りがなんとなくだるかったり、歯の痛みがある…なんて人は、自覚がなくても寝ている間に歯ぎしりをしているかもしれません。
自分では気にしていなくても、実は歯ぎしりがひどく、それによって体に様々な症状がでてくるということがあります。
歯ぎしりをしていると、どうなるの?

歯ぎしりって、あまり自覚もなかったり、家族などに指摘されて気付いたという方も多いと思います。
無意識のうちにやっていることだし、気にしなくてもいいか!と思っていたら、知らないうちに体に症状が現れてきてしまいますよ。
実際、歯ぎしりがひどいと、顎関節症になったり、肩こりや頭痛が起こったり、歯が欠けて知覚過敏になったり、歯の根元が削れることで、そこから細菌が入り込み歯周病になったりと、体に様々な影響を与えてしまいます。
どういうものが歯ぎしりなの?

歯ぎしりといっても、種類はいくつかあります。
気になるものがあればチェックしてみましょう。
1:上下の歯をすりあわせるタイプ(グラインディング)
上下の歯を、こすり合わせるタイプの歯ぎしりで、「キリキリ」という音がするようなタイプです。
歯ぎしりの年月が長くなればなるほど、こすり合わさっている部分の歯の摩耗が進み、知覚過敏などになりやすくなります。
歯の付け根が削れることもあります。
2:上下の歯を強くかみしめるタイプ(クレンチング)
上下の歯を、力をいれてぎゅっと強くかみしめるタイプの歯ぎしりです。
音があまりしないため、周りにも気づかれにくく本人も自覚がないことが多いですが、あごにはかなりの負担がかかり、睡眠の質が悪くなったりしてしまいます。
起きたときに口の周囲にこわばりがあったり、歯の痛みや欠け、割れが気になる場合は、このタイプの歯ぎしりが原因かもしれません。
3:上下の歯を小刻みにならすタイプ(タッピング)
上下の歯を小刻みにぶつけ合うタイプの歯ぎしりで、「カチカチ」や「カンカン」という音がします。
発生率は、他の二つと比べて低いようですが、それぞれが複合的に起こることも多いです。
あなたは大丈夫?歯ぎしりセルフチェック

自分では気づかないうちにやっているかもしれない歯ぎしり。
気になる方はセルフチェックしてみましょう!
下記の項目に当てはまるものが多いほど、歯ぎしりをしている可能性が高いかもしれません。
●歯にひび割れや、欠けがある
●噛み合わせの部分の歯がすり減っている
●口を閉じている時、上下の歯がくっついている
●物事に集中している時、歯をかみしめていることが多い
●歯の根元が削れているところがある
●朝起きたとき、口の周りがこわばっていたり、あごが痛い時がある
●肩こりや頭痛がある
さぁ、いかがでしたでしょうか?
寝ている間に無意識にやっていることですから、自分では気づいていなくても、じつは歯ぎしりをしているという場合も多いんですよ。
歯ぎしりの原因はなに?

では、そんな歯ぎしりの原因は何なのでしょうか?
主に歯ぎしりの原因と考えられているのは「ストレス」です。
もちろんほかの要因も考えられますが、原因の大半はストレスだと考えられています。
また、下記のような性格の人は、ストレスをためやすく、歯ぎしりをしやすいタイプだと考えられています。
●負けず嫌いな人
●頑張り屋さんで真面目な人
●ネガティブでストレスをためこんでしまう人
●攻撃的なタイプの人
●多忙で時間に追われている人
●目的意識が強く、何事にも精力的に取り組む人
このように様々な性格的要因や環境的な要因がからみあって、歯ぎしりが起こっています。
歯ぎしりの予防法は?
歯ぎしりの明確なメカニズムはまだ解明されていないため、完全な予防法というのはないのが現状です。
しかし、ストレスが原因となっているのですから、できる限りストレスを和らげる習慣が大切になってきます。
普段からできる簡単な歯ぎしり予防法を6つご紹介いたしますので、ぜひ毎日の生活に取り入れてみましょう!
1:就寝前1時間は好きなことを楽しんでリラックス!

就寝前の1時間は、パソコンやスマホを見ずに過ごしましょう。
お風呂に入ってゆったりとリラックスしたり、のんびり本を読んでみたり、好きな音楽を聴いてみたりと、自分の好きなことを楽しむ時間にしてみましょう。
リラックスした状態で眠りにつけば、体が力まずに、質の良い睡眠がとれて、歯ぎしりの予防につながります。
2:あごや頬の筋肉をマッサージしてほぐしておく

歯ぎしりが習慣になっている人は、普段からあごや頬の筋肉が緊張しています。
日中の筋肉の緊張を、寝る前にしっかりとほぐしておきましょう。
ゆっくりとやさしくマッサージしてみると、意外と顔に力が入っていたんだなと気付くもの。
3:枕をしっかりと合うものに変えてみる

合わない枕を使っていると、歯ぎしりや肩こりの原因になってしまいます。
枕は低めにして、首の付け根までのせて、上を向いて寝るようにしましょう。
寝具専門店で、自分の首のカーブに合う枕を選んでもらうのもオススメです。
4:布団に入ったら楽しいことだけ考える!

布団に入ってから、「今日はあんなところがダメだった」「明日はあれをやらなくちゃ…」などと考えるのはやめましょう!
不安や悩み事を考えながら寝ると、ストレスを感じて体に力が入ってしまいます。
布団に入ったら、今日の嬉しかったことや、明日は楽しい1日になるぞ!と考えながら眠りにつきましょう。
5:昼間に歯をかみしめるのをやめる

寝ている時に歯ぎしりをする人は、昼間、仕事中などなにかに集中している時にも歯を食いしばるクセがついていることが多いです。
日中、歯を食いしばっていることに気づいたら、歯と歯を離して力を抜くように心がけましょう。
舌を上あごにくっつけておくイメージにすると、食いしばりが少なくなります。
歯を食いしばるクセがつくと、エラも張ってきたりと、美容にもいいことはないですよ!
6:たくさん笑う!

日常的によく笑うように心がけましょう。
笑っている時は、歯と歯は接触していないですよね?
ストレスをためこんで、下ばかり向いてうつむいてしまわずに、心を開ける人と一緒にたくさん笑うことを心がけてみましょう。
笑うことは、ストレスを解消するにもとっても効果的です!
いかがでしたか?
歯ぎしりは、まだまだ解明されていないことも多く、治療法も多くはありませんが、普段からできることを心がけて、健康な歯を保ちたいですよね。
歯ぎしりをしないために心がけると良い習慣は、ストレスをためないためにもとても大切なことばかりです。
ぜひ普段から積極的に取り入れて、心もすっきりさせましょう!
最終更新日: 2016-07-24
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