1. ヘルスケア情報 >
  2. 医療情報・ニュース >
  3. 医療技術 >
  4. 跡は残るの?ほくろの除去後の経過と失敗例について

跡は残るの?ほくろの除去後の経過と失敗例について

気になる所に出来たほくろを除去したいけれど、手術と聞いて二の足を踏んでしまうこともあると思います。手術にはリスクはつきものです。今日は、術後の経過と失敗例について解説します。手術を悩んでいるなら、一度リスクもしっかり理解しておきましょう!

ほくろの除去方法

ほくろの除去方法

見えないところならまだしも、手足や顔など目立つところにできてしまうと気になりますよね。
化粧で隠すことが出来ないものだったらなおさらです。

では、ほくろの除去する方法にはどのようなものがあるのでしょうか?
代表的な3つの手術方法を紹介します。

炭酸ガスレーザー治療

炭酸ガスレーザー治療

炭酸ガスレーザー治療は、レーザーの熱でほくろの細胞を焼き、破壊します。
5mm以下の小さなほくろで、盛り上がっている方が綺麗に施術しやすいとされていますが、別に平面のほくろであっても可能です。
大きさによっては、皮膚が陥没してしまうこともありますが、時間の経過と共にわからなくなりますので、気にしないで大丈夫です。
ほくろの根が深いと、数回通う必要がありますが、通常は1回で治療自体は完了します。

くり抜き法

くり抜き法
出典:www.sara.gr.jp

トレンパンチという円筒形の専用の器具を使ってほくろを取り除き、軟膏を塗って対処します。
少しえぐれていまうので、時間はかかってしまいますが、顔などは、血流が多いために回復は早くなります。
しかし、くり抜いた後は縫合などをせずに、薬とテープで経過をたどるので、しっかりと清潔に保たないと感染症などの懸念があります。
簡単な上に施術時間も少なく済むので、体への負担が少ないのはメリットですね。

切除縫合法

切除縫合法

切除縫合法は大きなほくろから根が深いほくろまで対処ができる方法です。
ほくろのまわりから切除し、根までしっかり取り除いて縫合するので再発が少ないのが特徴です。
1週間後に抜糸をして、数回消毒に通院すれば施術は終わります。

術後の経過

術後の経過
出典:monostudio.jp

手術をした後、ほくろのあった皮膚はどのような経過をたどるのでしょうか。

炭酸ガスレーザー治療

炭酸ガスレーザー治療
出典:www.bengo4.com

術後当日~2日

術後はレーザーで熱を使い除去しているので、局所麻酔が切れると痛みを伴います。
痛みには個人差があり、痛くてたまらないという人もいれば鈍い痛みをジンジンと感じるという人もいます。
全く痛みを感じない、という人も少なからずいるようですが、多くの人は大なり小なり痛みを伴います。

このころは傷口も陥没していて赤みがあります。

術後1週間

術後は保護テープとクルシをつけてすごしますが、1週間してくると赤みがだいぶ目立ってきます。
しかし、医師の指示通りにしっかりと軟膏を塗って、雑菌が入らないように清潔に保ちましょう。
痛みはなくなります。

術後2週間

除去した周りが少し盛り上がってきて、怪我が治りかけている様な状態になります。
赤みもだいぶましになってきて、傷自体は落ち着いて来ます。

術後1ヶ月

赤みや凹みはほどんど消えますが、後のように茶色く色が残ってしまったようにみえるのがこの時期です。
失敗例でもある跡ですが、この時期の色素沈着はまだ傷が治っている状態なので心配はいりません。
しっかりとテープと軟膏を塗りましょう。

術後3ヶ月前後

すっかり凹凸や色素沈着もなくなり、いつもの肌に戻るのが術後3ヶ月前後です。
中には回復スピードが遅く、半年近くかかってしまう人もいますが、焦らずにしっかりと言われたように、軟膏を塗り続けましょう。

切除縫合法の術後の経過

切除縫合法の術後の経過

術後当日

切除縫合法は、手術になるために、当日帰ったら洗顔や入浴は禁止です。
これは感染症にかからないようにするためで、切除縫合法の場合ほくろ以外にも皮膚自体も他の手術に比べ、多く取り除くため雑菌が入ってしまうリスクが大きいからです。
また、傷跡も大きくなるので術後の保護テープもかなり大きい物になります。

術後は局所麻酔が切れると、痛みが少し強く感じます。
ジンジンとした痛みが1日〜2日は続きます。
また、切除縫合法は出血を伴いますので、腫れや痛みも感じられます。
冷やすなどして対処しましょう。

術後1週間

痛みが取れて、代わりに痒みが襲います。
この時期は抜糸が入ってくるので、その際に傷口の状態を聞いておくと安心です。
保護テープも新しくなり、自分でも交換することが増えてきます。

術後1ヶ月

赤みや腫れ、盛り上がりはだいぶ治まってきます。
しかし、跡は残っているので、しっかりと処置はしましょう。

術後半年〜1年

半年過ぎた辺りから、傷跡が目立つことが少なくなってきます。
完全に消えるには約1年前後かかりますので、長い目で見ることが大切です。

ほくろ除去の失敗例

ほくろ除去の失敗例
出典:it-trend.jp

ほくろの除去には、リスクが付いて回りますが、失敗してしまった人もいます。
自分でしてしまって失敗してしまうこともありますが、医師の腕によることもあります。
事前にしっかりと医師を見極めることも大切です。

陥没

陥没

ほくろの除去の失敗例で多いのが陥没したようになってしまうことです。
炭酸ガスレーザー治療で数回治療を行った時に、思っていたよりも根が深く時間がかかってしまったり、無理に除去しようとした場合に起きてしまうことがあります。
とはいえレーザー治療などは医師の手腕にかかっていますので、処置を受ける前にしっかりと見極めましょう!

ケロイド

ケロイド

ケロイドとは、怪我や傷を追った時に傷口が膨らんでしまい状態を指します。
赤く膨れてしまうので、かなり目立ってしまいます。
ケロイドは体質が大きく関わっており、小さなキズが出来たら、ケロイドにすぐなってしまう人もいます。
ケロイドになりやすいかどうかは、今までに傷がケロイドになったことがあるかどうかが重要な判断材料になるので、ほくろの除去をする場合には、医師にケロイドになったことがある、なりやすいなどを伝えておきましょう。

もしも除去した場所がケロイドになってしまった時には、手術をした病院に今一度行きましょう。
そうすると、『ケナコルト』というケロイドを治めるための薬を注射することがあります。

また、ケロイドになりやすい体質の人は極力傷跡に刺激を与えないようにしましょう。

跡

ほくろの除去手術をした後、失敗例で最も多いのがほくろの除去後の色素沈着です。

除去をした後は赤みが残りますが、これは時間の経過とともに色が落ち着いて来て徐々に消えていきます。

しかし除去してまだ経過観察中に日焼けをしてしまったり、薬をぬることを疎かにしてしまうと、色素沈着を起こしたり赤みがひかないままになってしまうことがあります。
跡が残ってしまうとそれを消すにはかなりの時間を要しますので、長い目で見て治療をしていく必要があります。

もしも、半年から1年経過しても赤みや色素沈着がマシにならない場合なら、赤みを引くためのレーザー治療もありますので、しっかりと医師と相談した上で処置してもらうか決断しましょう。

ニキビの跡が残りやすい、という人はほくろを除去した際にも赤みや色素沈着をおこしやすいので、予め医師に相談しておくとその後の処置が取りやすくなりますよ。

医師がいないクリニックでの治療は注意しましょう

医師がいないクリニックでの治療は注意しましょう
出典:01.gatag.net

ほくろの除去は、通常皮膚科や形成外科、美容形成外科などで行うことが出来ますが、今がエステサロンなどでもほくろの除去をしてくれます。
もちろんエステサロンなどだと、医師免許を保有する人がいなかったり、そもそも違法なお店であることも。
そういった時には失敗するリスクは高くなりますし、失敗した時に対処してくれないことがあります。
「もぐさ」でも除去出来るのですが、こちらもやけどを負ってしまったり跡が大きく残ってしまったという失敗例もありますので、必ず除去する時には、医師がいる病院やクリニックでの治療を行うようにしましょう。

失敗しないために

失敗しないために
出典:ren-ai.jp

失敗するかどうかは、手術をしてみないとわかりません。
しかし、少しでも失敗する確立は減らしておきたいですよね。
失敗しないために、私たちはどうすべきでしょうか?

紫外線を浴びない

紫外線を浴びない

ほくろを除去した跡は、極力患部を紫外線にあてないようにしましょう。
紫外線を浴びてしまうと、色素沈着を起こしやすくなりますので、跡が残ってしまうことがあります。
術後は出来る限り紫外線対策をして外出するようにしましょう。

保護テープしっかりと貼る

保護テープしっかりと貼る

ほくろの除去後に保護テープや軟膏を疎かにしてしまうと、陥没や跡が残る原因になってしまいます。
傷跡に適切な処置をしていないとかさぶたができ、皮膚が傷跡の凹みにそって形成されてしまいます。
なので、かさぶたがはがれるとへこんだようになってしまいます。
そうならないためには保護テープと軟膏で、患部を程よく湿気させておく必要があります。

そうすることで、感染症の予防にもなりますし、綺麗に治りやすくなります。
小さいほくろでも約1週間、大きなほくろになると約1ヶ月ほど貼っていなければなりません。
保護テープは切除縫合法などになるとかなり大きくなるので、少しでも早く取りたくなってしまいますが、出来る限り貼っておいたほうが後々綺麗な肌になりますよ。

医師と納得がいくまで相談する

医師と納得がいくまで相談する
出典:kids.wanpug.com

ほくろの除去は大掛かりな手術にはならず、日帰りでしかも短時間で出来るので、気軽に受ける人が多いです。
特に炭酸ガスレーザー治療が出来てからは、治療時間も数十分、費用も数万円ですむので、リスクなどを考えずに施術する人がいます。

もちろん失敗することもなく上手く行けばよいですが、もしも失敗してしまうと倍以上の時間と費用がかかってしまいます。
そうならないためにも、受診したときにリスクや疑問、自分の体質のことなどをきちんと医師に相談して、施術するかどうかを決めることが大切です。

事前にどのような方法で、手術するかや、術後の処置方法や、してはいけないことなど事細かに聞いて、患者本人が理解することが必要です。
決して簡単に考えずに、小さくても手術といことを忘れないようにしましょうね。

最終更新日: 2016-09-03

タグ:
日焼け(日光皮膚炎) にきび(尋常性痤瘡)

記事に関するお問い合わせ

「医療技術」に関する記事

医療技術の記事は他にも多数!

"てんかん"って運転できないの?~法律で決められた規制と運転免許の発行は?
"てんかん"って運転できないの?~法律で決められた規制と運転免許の発行は?
霰粒腫(ものもらい)の手術とは?術後の傷跡は?画像付きで徹底解明
霰粒腫(ものもらい)の手術とは?術後の傷跡は?画像付きで徹底解明
乳がんのホルモン治療~副作用はあるの?妊娠は可能?体重が増加するって本当?
乳がんのホルモン治療~副作用はあるの?妊娠は可能?体重が増加するって本当?

人気の記事

ドクトルで人気の記事を集めました

人気のキーワード

今ドクトルで話題の病気の原因・検査方法・治療方法・予防方法を集めました。