1. ヘルスケア情報 >
  2. 病気・症状 >
  3. 皮膚の病気・症状 >
  4. 皮脂欠乏性湿疹 >
  5. 【写真付き】皮脂欠乏性湿疹の症状をチェック!治療薬や治療方法は?

【写真付き】皮脂欠乏性湿疹の症状をチェック!治療薬や治療方法は?

皮脂欠乏性湿疹の症状は単なる乾燥肌とは違っています。写真で症例を見ることで症状をチェックして、当てはまった場合には適切な薬や治療法で回復を目指しましょう。

1人の医師・医学生がチェック済み

皮脂欠乏性湿疹とは?

皮脂欠乏性湿疹 皮脂欠乏性湿疹とは?

皮脂欠乏性湿疹は、皮脂欠乏性皮膚炎とも乾燥性湿疹とも言われる皮膚の病気です。
皮脂は肌の表面をカバーして守るバリア機能ですが、それが失われることで乾燥して炎症やひび割れ、水ぶくれなどの湿疹になります。
夜も眠れないという人もいるくらいの強いかゆみがあると言われています。

発症しやすい年齢

皮膚が乾燥しやすい高齢者に多い

皮脂欠乏性湿疹 皮膚が乾燥しやすい高齢者に多い
出典:health-to-you.jp

皮脂欠乏性湿疹は、皮膚の乾燥が起こりやすい高齢者に多くなります。
加齢によって新陳代謝が衰えると、肌が生まれ変われずに古くて硬い角質が増えます。
それによって肌が水分量を維持できなくなるため、乾燥が悪化しやすいのです。

子供にも起こる

皮脂欠乏性湿疹 子供にも起こる

皮脂欠乏性湿疹は、子供にも起こることがあります。
2~5歳の小さな子供では、肌が刺激に弱く、また掻くことを我慢できず掻き壊して炎症を起こしやすくなります。

原因となる外的因子あれこれ

皮脂欠乏性湿疹は、様々なものによって引き起こされると考えられています。
特に外的因子としては、肌に触れて刺激となりうるものであれば全てに注意が必要です。
普段使っていたものが皮脂欠乏性湿疹の原因になっていた、ということもあるでしょう。

衣服や洗剤、消毒用アルコールが誘因に

皮脂欠乏性湿疹 衣服や洗剤、消毒用アルコールが誘因に

摩擦のある衣類やアクリルやナイロンなどの化学繊維は、肌に擦れることで刺激を与えています。
木綿素材のナチュラルなものは比較的安心ですが、肌の弱い人などは首元に付いているタグや縫い目の凸凹ですら刺激になることもあると言われています。

また、頻繁に石鹸類や洗剤、消毒用アルコールなどに触れる人も乾燥しやすくなります。
仕事などで必要に迫られて使い続けている人は手や腕などに皮脂欠乏性湿疹が発症するリスクを持っています。

洗顔や化粧品、入浴(シャンプー)でも注意を

毎日使っているスキンケア、ヘアケアが反対に肌に悪影響を与えて、皮脂欠乏性湿疹を引き起こすこともあります。
強い刺激の洗浄成分や添加物などは注意が必要です。
また反対に、皮膚の乾燥を放っておくことでバリア機能が低下し、シャンプーなどの刺激を受けやすくなり、湿疹・皮膚炎が発症することもあります。

洗顔剤や化粧品なども刺激となりやすく、注意が必要です。
また、お風呂での注意点はシャンプー剤だけでなく、浴槽への入り方にもあります。
熱いお湯に入ったり、長くお湯に使っていると皮脂が奪われて乾燥しやすい肌になるでしょう。

食生活・食べ物などの内的因子にも注意を

皮脂欠乏性湿疹 食生活食べ物などの内的因子にも注意を

食生活や食べ物などは、体の中から発症のリスクとなる内的因子です。
まずは、栄養を肌に届けられるように、体を冷やす生野菜などは避けて温かいものを摂り、血行を促進しましょう。
さらに肌のもとになるタンパク質や肌の皮脂バランスを調整してくれるビタミンAなどをバランスよく摂取します。
乾燥しているからといって油っぽいものを敢えて摂取する必要はありません。
脂質が増えすぎると血行が滞る恐れがあるため、生活習慣病の原因になってしまいます。

乾燥肌との違い は?

皮脂欠乏性湿疹乾燥肌は基本的に違うものです。
まず乾燥肌は肌の角質層が水分不足を起こした状態です。
そこから角質の剥がれやひび割れ等が起こり、炎症や水膨れなどが始まることで皮脂欠乏性湿疹になっていきます。

発症しやすい部位は足?顔、頭皮にはできるか?

皮脂欠乏性湿疹の発症しやすい部位は、主に足や腕などです。
特にすねのカサカサは多くの人が感じやすいものですが、乾燥しやすい部分では注意が必要となります。
また、洗剤成分などによって頭皮や顔にも発症することがあります。

夏にも発症する?

皮脂欠乏性湿疹 夏にも発症する?
出典:netachou.com

特に空気が乾燥する冬場などでは発症しやすい皮脂欠乏性湿疹。
ところが元々の原因が加齢や生活用品などであるため、湿度の高い夏でも続くことがあります。

普通の肌の人でも冬は乾燥しやすいものですし、乾燥肌の肌質の人も夏は比較的楽なことが多いのですが、皮脂欠乏性湿疹の場合には季節に関係なく注意が必要です。
また、最近ではエアコンの影響で若い人でも乾燥しやすく、皮脂欠乏性湿疹になるケースが増えています。
乾燥してしまった時に何度も掻いていると発症しやすくなるので要注意です。

皮脂欠乏性湿疹の症例写真

足の症例写真

皮脂欠乏性湿疹 足の症例写真
出典:www.geocities.jp

上の写真は皮脂欠乏性湿疹のアップ画像です。
カサカサとしてひび割れが起こり、乾燥地帯の地割れのようになっています。
下の画像は炎症を起こして赤みを帯びた足の全体画像です。
皮がめくれ上がり、剥がれたところでは水膨れが潰れたようにも見えます。

皮脂欠乏性湿疹 足の症例写真

顔の症例写真

皮脂欠乏性湿疹 顔の症例写真
出典:ks.c.yimg.jp

顔の症例写真も、目立たないまでも乾燥して赤みが始まっています。
顔の肌は薄いため、潤いがなくなり肌細胞に膨らみがなくなるとすぐに、皮下の毛細血管が見えやすくなります。

頭皮の症例写真

皮脂欠乏性湿疹 頭皮の症例写真

頭皮の皮脂欠乏性湿疹の写真です。
皮脂が全く失われており、乾燥してフケが出やすくなっています。
毛穴に覆いかぶさるように剥がれた皮膚がめくれ上がっています。

皮脂欠乏性湿疹の治療薬と治療期間

皮脂欠乏性湿疹の治療の基本は感想箇所への塗り薬です。
生活習慣などにも注意しながら、乾燥させないように、そして炎症を抑えるために、予防と治療を行います。

使われる薬の種類は?

皮脂欠乏性湿疹 使われる薬の種類は?

かゆみを抑えるステロイド

皮脂欠乏性湿疹では炎症が進むことでかゆみが出やすくなります。
そのため、既に湿疹が出ている場合には、炎症とかゆみを抑えるためのステロイドを使うことがあります。

ステロイドを湿疹が出ている部分に使うことでピンポイントに症状を抑えることができ、掻き壊すリスクを減らして回復に役立てます。

漢方薬を使うことも

東洋医学の漢方の世界では、皮膚の乾燥は血液やホルモンが不足している「血虚(けっきょ)」の状態や血のめぐりが悪くなる「お血(おけつ)」の状態が影響していると考えられています。
そのため、血液の循環に関係する漢方薬が使われます。

四物湯(しもつとう)、温清飲(うんせいいん)、十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)、当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)などは体を温めて肌の乾燥を改善する漢方です。
当帰(とうき)は血の巡りを良くする生薬で、女性によく使われます。
当帰芍薬散だけでなく、四物湯や温清飲、十全大補湯などに入っています。

温清飲はアトピーにも良いと話題となり、十全大補湯は「十全の効あり」という意味でさまざまな効能効果が期待できます。

保湿剤で乾燥予防

皮脂欠乏性湿疹の根本的な原因である乾燥を防ぐためには、保湿剤の利用が必要です。
保湿剤は炎症が始まる前の段階で、予防として使います。
反対に湿疹や炎症がひどくなってからでは効きにくいものです。
継続的に乾燥しやすいお風呂上がりや手洗い後などに利用しましょう。

病院で処方される成分としては、尿素やヘパリン類似物質、ビタミンAトコフェノール含有のものや、白色ワセリンなどがあります。

市販薬は?

ケラチナミンコーワ軟膏3個セット

ケラチナミンコーワ軟膏3個セット

3,144円

尿素入りのクリーム剤で、乾燥した皮膚だけでなく、皮膚疾患にも使えます。

サイトで購入

市販されているものでは、尿素入りの軟膏や保湿系入浴剤などが人気です。
ただし、これらを利用するのは炎症が起こる前であって、湿疹や水ぶくれなどが出てきたら早めに病院で薬をもらうことが必要です。
いつまでも市販薬を続けることで炎症の治りが悪くなる恐れもあります。

治療はじっくりと腰を据えて

皮脂欠乏性湿疹は、症状が一旦収まったとしても、何らかの刺激などでぶり返す可能性があります。
そのため、治療期間は長くなることが多く、肌の良い状態をキープすることで上手にお付き合いするような気持ちが必要かも知れません。
一度良くなっても無理をせずに、健康な肌を維持するために保湿を心がけることが大切です。

最終更新日: 2016-09-16

タグ:
皮脂欠乏性湿疹

記事に関するお問い合わせ

「皮脂欠乏性湿疹」に関する記事

皮脂欠乏性湿疹についてさらに詳しく知りたいならこちらをチェック

【写真付き】皮脂欠乏性湿疹の症状をチェック!治療薬や治療方法は?
【写真付き】皮脂欠乏性湿疹の症状をチェック!治療薬や治療方法は?

「皮膚の病気・症状」に関する記事

皮膚の病気・症状の記事は他にも多数!

【画像・写真付き】痔ろうって何?原因や症状、手術法まとめ
【画像・写真付き】痔ろうって何?原因や症状、手術法まとめ
子供の病気である水痘、大人も注意が必要!?その症状について解説
子供の病気である水痘、大人も注意が必要!?その症状について解説
痔ろうの初期症状とは?病院で行う検査・治療の体験談!
痔ろうの初期症状とは?病院で行う検査・治療の体験談!
【画像付き】切れ痔の放置は危険?悪化すると手術になる!?
【画像付き】切れ痔の放置は危険?悪化すると手術になる!?
新生児黄疸の原因とは?知っておきたい症状・検査・治療方法を詳しく解説!
新生児黄疸の原因とは?知っておきたい症状・検査・治療方法を詳しく解説!

人気の記事

ドクトルで人気の記事を集めました

人気のキーワード

今ドクトルで話題の病気の原因・検査方法・治療方法・予防方法を集めました。