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不定愁訴は外来で治療できる?原因や症状とともに詳しく解説!

様々な不快症状に悩まされる不定愁訴。検査をしても原因は分からず、周囲の理解もなかなか得られない……。そんな辛い不定愁訴はなぜ起こるのでしょうか?不定愁訴の症状や原因、治療方法について詳しく見ていきましょう。

1人の医師・医学生がチェック済み

不定愁訴(ふていしゅうそ)とは?

自律神経失調症 不定愁訴(ふていしゅうそ)とは?
出典:prtimes.jp

不定愁訴とは、検査をしても原因となる病気が見つからないにも関わらず、さまざまな身体的症状を訴える状態を意味します
うつやパニック障害、更年期障害、PMS(月経前症候群)などが影響しているケースがあるほか、自律神経失調症と診断されることも少なくありません。

不定愁訴の症状

自律神経失調症 不定愁訴の症状
出典:www.urehada.com

不定愁訴の症状は多岐に渡ります。
「頭痛と腹痛」というように複数の症状が同時に現れたり、様々な症状がめまぐるしく入れ替わったりするのが特徴です。

めまい、倦怠感

自律神経失調症 めまい、倦怠感

めまいや倦怠感は、不定愁訴の中でもよく見られる症状の1つです。
動悸や倦怠感などを伴う場合もあります。

頭痛、腹痛、関節痛

自律神経失調症 頭痛、腹痛、関節痛

頭痛、腹痛、関節痛といった複数の症状が一度に現れる場合もあります。
しかし、病院で検査を受けても、数値上や画像上は異常が見られないため、「気のせい」で済まされてしまう人も少なくありません。

全身が疲れやすい

自律神経失調症 全身が疲れやすい
出典:venustap.jp

倦怠感同様、全身の疲れやすさも不定愁訴の特徴の1つです。
原因不明の疲労感が続くことで自宅に閉じこもりがちになり、うつ状態に陥ってしまうケースもあります。

耳鳴り

自律神経失調症 耳鳴り

不快な耳鳴りが続くため耳鼻科で検査を受けても器質的には問題がない。
そんな症状も、不定愁訴の患者には少なくありません。
原因が不明のため治療の方法もなく、長期間に渡って苦しめられる人もいます。

皮膚のかゆみ

自律神経失調症 皮膚のかゆみ
出典:takeda-kenko.jp

蕁麻疹や炎症などは起こしていないのに、突然皮膚が痒くてたまらなくなるといった症状も、不定愁訴の1つとしてしばしば見られます。

パニック障害

自律神経失調症 パニック障害
出典:www.k-salad.com

パニック障害は、突然動悸がしたり息が苦しくなったりして、「このまま死んでしまうのではないか」という不安に襲われる病気です。
4つの主な症状の内、非発作性不定愁訴という症状では、理由のない不安感(不動性不安)や、軽い離人症状(現実感が薄れたり、自分をもう一人の自分が見ている感じ)、頭痛・動悸・肩こり・胸痛などの自律神経症状が現れることがあります。

認知症、うつ

自律神経失調症 認知症、うつ
出典:news.goo.ne.jp

認知症やうつを発症すると、頭痛や頭重感、何となく気分が晴れないなどの、不定愁訴に似た症状が見られることがあります。

不定愁訴をセルフチェックしてみよう!

自律神経失調症 不定愁訴をセルフチェックしてみよう!

以下のような症状が見られる場合、不定愁訴の可能性があります。
ただし、これらの症状は何らかの病気が原因となっている恐れもあるため、症状が長引く・悪化する場合は注意が必要です

全身の症状

倦怠感がある・疲れやすい・突然のほてりやのぼせ・動悸・大量の汗をかく・皮膚のかゆみ

感覚器

耳鳴り・嗅覚や味覚の異常・唾液分泌の異常や口内・目の乾燥

消化器

食欲不振・胃の不快感(胃痛や胃もたれ)・便秘・下痢

運動器

首、肩、背中のこり・手足のしびれや冷え

泌尿器

残尿感・頻尿

生殖器

月経異常・性欲の低下や性交時の痛み

その他

頭痛や頭重感・めまい・イライラや不安感がある・ノドに異物感がある

不定愁訴の原因

不定愁訴には、様々な原因が考えられます。
以下に主なものをご紹介します。

自律神経・ホルモンバランスの乱れ

自律神経失調症 自律神経ホルモンバランスの乱れ

ホルモンの分泌をコントロールする部位(脳下垂体)と、自律神経をコントロールする部位(視床下部)は非常に近い場所にあります。
そのため、ホルモンバランスが乱れると自律神経も失調してしまい、倦怠感やめまいなどの症状が現れる場合があります

更年期障害

自律神経失調症 更年期障害
出典:www.d-iwata.jp

更年期には性ホルモンのエストロゲンが急激に減少するため、ホルモンバランスが乱れやすくなります
それにより、ほてり・のぼせ・頭痛・食欲不振・イライラ・うつ症状など、様々な不調を感じる人が少なくありません。
更年期に起きる不定愁訴は更年期症状とも呼ばれ、日常生活が困難になるほど重篤な症状をきたす場合を更年期障害といいます。

甲状腺機能障害

自律神経失調症 甲状腺機能障害
出典:girlschannel.net

甲状腺は、体の新陳代謝に関わるホルモンを作り出す役割を持っています。
甲状腺の機能が亢進すると倦怠感・動悸・イライラなどの症状が、低下すると不安感・焦燥感・情緒不安定などの症状が現れます。
これらの症状は不定愁訴の症状と良く似ているため、甲状腺機能障害と気づかれないまま誤った診断を下されてしまうケースもあり、注意が必要です

冷え

自律神経失調症 冷え

冷えは、頭痛や肩こり、胃腸障害など、不定愁訴の症状を引き起こす原因になります。
近年は平熱が35度台の低体温症の人も増えており、問題視されています。

首のこり

自律神経失調症 首のこり
出典:karadamemo.net

首のこりも、様々な体の不調の原因となります。
とくに、頚性神経筋症候群は首コリ病とも呼ばれ、緊張性頭痛を始めとして、ふらつきや動悸、下痢、抑うつやイライラ、全身の倦怠感などを引き起こすといわれています。

ビタミン欠乏症

自律神経失調症 ビタミン欠乏症
出典:ren-ai.jp

体の中のビタミンが欠乏すると、疲労感や倦怠感、食欲不振などの症状が現れます。
それだけではなく、ビタミンの欠乏状態が続くと、がん・動脈硬化・糖尿病などのリスクが上昇する恐れがあります。

歯の矯正

自律神経失調症 歯の矯正

歯の矯正を行うと、顔面の感覚を司る三叉神経に影響が出て、顔面の痛みや片頭痛などの症状を引き起こす場合があります。

かみ合わせ、顎関節症

かみ合わせや顎関節症を放置していると、徐々に体のバランスが崩れ、ふらつき・集中力の低下・首こりなどの症状を引き起こす場合があります。

性別や年代によって原因や症状は異なる?

不定愁訴の原因や症状は性別や年代によって異なります。
性別・年代ごとの原因や症状を知ることが、症状を改善するための第一歩となります。

男性

自律神経失調症 男性
出典:www.karacure.com

男性の不定愁訴の主な原因が、男性の更年期障害です。
筋肉や骨格の発達を促したり、ヒゲや体毛を濃くしたりする男性ホルモン・テストステロンの分泌は30代をピークに減少します。
テストステロンの分泌量が減少することで、頭痛・肩こり・めまい・ふらつきなど、不定愁訴の症状が現れると考えられています。

女性

自律神経失調症 女性

女性の場合、不定愁訴が起こりやすいのは、思春期・分娩および産褥期・更年期の3つの時期といわれています。
そして、これらの時期に共通しているのは、女性ホルモンが乱れやすい時期だという点です。
特に更年期は、倦怠感や突然の発汗、憂鬱、無気力などの症状が強く現れやすいとされています。
女性ホルモンを整える働きのあるイソフラボンを多く含む豆乳などの摂取は、不定愁訴の緩和に効果的です。

子供

自律神経失調症 子供
出典:www.excite.co.jp

不定愁訴は大人だけの病気ではありません。
幼稚園児や保育園児のような幼児であっても、不定愁訴を訴える場合があります。
子供の不定愁訴はストレスによる自律神経の失調が原因となるケースが多いと考えられています。
倦怠感や頭痛、腹痛など、大人の不定愁訴と同様の症状が現れます。

思春期

自律神経失調症 思春期
出典:mamasup.me

思春期の子供が不定愁訴を訴える場合は、生活リズムの崩れやストレスによる自律神経の失調のほか、体の急激な成長やダイエットに伴う鉄欠乏性貧血・起立性調整障害などが原因となっている可能性があります。
頭痛・腹痛・吐き気などのほか、朝起きられない・学校に行きたがらないなどの症状もしばしば見られます。

高齢者

自律神経失調症 高齢者

高齢者の不定愁訴は、認知症の初期症状の可能性があるため注意が必要です
特に、親しい相手との死別など大きな喪失体験の後に、倦怠感・無気力・もの忘れなどが続く場合は、単なる不定愁訴と軽く考えずに専門医を受診することをおすすめします。

不定愁訴の病院選び

自律神経失調症 不定愁訴の病院選び

不定愁訴の病院選びで大切な点は、不定愁訴の治療に明るい医療機関・医師を選ぶことです。

何科を受診すればいい?

不定愁訴外来を標榜している病院やクリニックが近くにある場合は、その病院・クリニックを受診するようにしましょう。
そうした機関がない場合は、内科や総合診療科を受診すると良いでしょう。
必要に応じてMRI・CT・血液検査などを行い、原因となるような器質的疾患が見つからない場合、不定愁訴と診断されます。

外来で治療は可能?

不定愁訴は外来での治療も可能です。
入院治療に比べて会社を休むなどの社会的損失も生じにくく、外来治療を選択する患者は少なくありません。

歯科を受診する場合

顎関節症や噛み合わせの不具合が原因で、頭痛や肩こりなどの不定愁訴が生じるケースもあります。
歯科を受診する場合も、不定愁訴の治療を標榜している病院・クリニックを選ぶと安心です。

不定愁訴の対策や治し方!治療にはどんな方法がある?

不定愁訴の対策・治療には、様々な方法があります。
以下に主なものをご紹介します。

生活習慣を整える

生活習慣の乱れは、不定愁訴を悪化させると考えられています。

有酸素運動を行う

自律神経失調症 有酸素運動を行う

ウォーキングや水泳などの有酸素運動は、ストレスの発散や血行の促進に効果的です。
日常生活に適度な有酸素運動を取り入れることは、心身の健康維持に繋がります。

睡眠時間をしっかりとる

自律神経失調症 睡眠時間をしっかりとる
出典:gukkin222.com

睡眠時間をしっかりとれていないと、疲労がたまり、精神的にも落ち込みやすくなります。
また、夜更かしはホルモンバランスの乱れの原因にもなります。
早寝早起きを心掛け、睡眠時間をしっかりとることが、不定愁訴の改善には重要です。

食事は規則正しく

自律神経失調症 食事は規則正しく

食事の回数や時間がバラバラだったり、内容が偏っていたりすると、体に必要な栄養分が不足して不定愁訴の症状が悪化する恐れがあります。
女性は女性ホルモンと似た働きを持つイソフラボンを多く含む食品を、男性の場合は男性ホルモンの生成を補助する亜鉛を多く含む食品を積極的に取り入れると良いでしょう。

首こりの改善

不定愁訴の原因の1つである首こりを改善することで、頭痛やめまいだけでなく、全身の不調が改善するケースもあります。

整体

自律神経失調症 整体

ストレートネック(本来は少し前にカーブしているはずの首の骨がまっすぐになってしまった状態)や体の歪みも、不定愁訴を引き起こす原因になります。
整体で体の歪みやバランスを整えることで、不定愁訴の症状が緩和される場合があります。

ツボ

自律神経失調症 ツボ

足の親指付近にある頭のツボや、足の指の付け根付近にあるリンパ腺のツボも、不定愁訴の症状を改善させるのに効果的といわれています。
自分で指圧をするほかに、鍼や灸などの治療を受けてみるのも良いでしょう。

不定愁訴におすすめな漢方、サプリメント(それぞれ2〜3個ほどご紹介ください)

不定愁訴に効果のある漢方やサプリメントをご紹介します。

当帰芍薬散 ツムラ

当帰芍薬散 ツムラ

3,428円

むくみや冷え性、生理不順などに効果のある漢方です。

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補中益気湯 ツムラ

補中益気湯 ツムラ

2,119円

疲れやすい・風邪をひきやすい・体力がないなどの虚弱体質に効果のある漢方です。

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酵素分解ローヤルゼリーキング

酵素分解ローヤルゼリーキング

7,344円

女性の更年期による不定愁訴に効果のあるサプリメントです。
ローヤルゼリーに含まれるデセン酸は、女性ホルモンのエストロゲンに似た働きを持っています。
酵素分解ローヤルゼリーキングには、1粒あたり800mgのローヤルゼリーが配合されており、自律神経や女性ホルモンのバランスを整えてくれます。

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セントジョーンズワント

セントジョーンズワント

842円

脳内のセロトニンを調整する働きを持つセントジョーンズワントというハーブの成分が、倦怠感・疲労感・睡眠障害など、不定愁訴でありがちな症状を緩和してくれるサプリメントです。

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最終更新日: 2017-04-16

タグ:
自律神経失調症

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