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足のしびれや痛みはなぜ起きる?足のしびれ・痛みから考えられる原因や疾患とは…

足の痛みやしびれは、一時的なものなら心配ありませんが、中には何らかの疾患が隠れているサインの場合もあります。足とはかけ離れた部位に異常が見られる可能性も否定できません。ここでは足の痛みやしびれの原因として考えられるものを詳しくご紹介します。

足の痛み方から考えられる原因

ピリピリした痛み

更年期障害

更年期障害

40代半ばになると卵巣の機能が急速に衰えて、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量も減少します。
これによって 心身にあらゆる不調を来すのが更年期障害です。

良く知られているのが

・ホットフラッシュ
・不眠
・月経不順
・頭痛
・めまい
・情緒不安定
・集中力の低下

などといった症状ですが、足の痛みやしびれといったものも見られます。
これはエストロゲンが減少することで筋肉や骨が弱くなって起こります。

最初はピリピリとした痛みですぐに治まりますが、ひどくなると痛む時間も長くなります。

糖尿病神経障害

糖尿病神経障害は、糖尿病網膜症、糖尿病腎症と並ぶ糖尿病の3大合併症です。
糖尿病神経障害は、末梢神経がダメージを受けるため、手足にピリピリした痛みやしびれが見られるようになります。

糖尿病を進行させないことが重要で、医師の指導の下、薬や食事、運動などで血糖値をコントロールする必要があります。

多発神経障害

多発神経障害は、全身の末梢神経に同時に発生する機能不全です。
急性の多発神経障害には、ジフテリアなどの感染症や自己免疫反応、有害物質、一部の薬剤などが原因になります。

慢性の場合は、糖尿病や過度な飲酒などが原因として挙げられます。
手足にピリピリ、チクチクといった痛みやしびれ、感覚の消失などが見られます。

椎間板ヘルニア

椎間板が加齢などによって変形し、その一部が出て来て神経を圧迫することによって起こります。
腰やお尻が痛むと同時に、足にピリピリした痛みやしびれ、力の入りにくさを感じるケースも少なくありません。

消炎鎮痛剤の服用や腰を温めたり牽引したりすることで、痛みやしびれが緩和されます。

激痛

激痛

坐骨神経痛

坐骨神経とは、腰から膝の方へと伸びている神経です。
坐骨神経痛は、原因がはっきりと特定されないケースもありますが、腰椎の椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症が原因となっている場合が多く、中高年の人を中心に見られる疾患です。

お尻から足全体にかけて強い痛みやしびれ、灼熱感などといった症状が見られ、ひどくなると安静時にも痛みが現れます。

脊柱管狭窄症

加齢やハードワーク、または背骨の疾患により、脊柱管を取り囲む組織(椎間板や椎体、靭帯等) が変形することによって起こります。
これらの変形により脊柱管が狭くなり

・神経や血管を圧迫
・腰の痛みや違和感
・足の痛みやしびれ
・足に力が入らない

といった症状が現れます。

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症

閉塞性動脈硬化症は足の血管の動脈硬化が進行し、「血管が細くなる」「血管が詰まる」といった状態になり、血行障害が生じる疾患です。

初期には足のしびれや冷感といった症状が見られますが、進行すると歩行時に痛みを感じるようになります。
閉塞性動脈硬化症の人は、心臓や脳の動脈も細くなっている可能性があります。
医療機関できちんと検査を受けるようにしましょう。

むくみ

下肢静脈瘤

足の静脈には弁があり、血液を下から上への一方通行の流れを作っています。
しかし、この弁が正常でないと血液が逆流し、下肢に血液が溜まり静脈が膨れて、でこぼことした静脈瘤が出来てしまいます。
症状は

・足の痛み
・だるさ
・かゆみ
・むくみ
・湿疹
・出血

などがあります。
男性より女性に多い疾患で、妊娠や出産を機に発病する人が少なくありません。

そのほかにも、立ち仕事の人、また肥満高血圧糖尿病などが見られる場合にも、静脈瘤になりやすい傾向があるようです。

こんな痛みが伴う場合~部位別チェック

整形外科疾患

腰痛

足の痛みに加え腰痛がある場合は、

腰椎椎間板ヘルニア
・脊柱管狭窄症
・坐骨神経痛
・腰椎すべり症
・変形性腰椎症
・腰椎分離症

などが考えられます。
また、ぎっくり腰でも足に痛みを感じることがあります。
腰痛が現れる疾患では、足の痛みやしびれが伴うケースが非常に多いことが分かります。

筋肉痛

筋肉痛

筋肉の疲労・損傷によって起きる筋肉痛。
普段運動していない人が、急に筋肉を激しく動かしたり、日頃スポーツをやっている人でも厳しいトレーニング等を行ったりした時に現れます。

足の痛みやだるさ、重苦しさといった症状が中心で、通常は数日で改善します。
早く治したいという場合は、運動後1~2日はアイシング、その後は入浴などで温めて血行を良くすると効果的だと言われています。

神経痛

神経痛(神経障害性疼痛)の代表的な疾患には、

・坐骨神経痛
・糖尿病神経障害
帯状疱疹後神経痛
・三叉神経痛

などがあります。
ビリビリしたしびれるような痛みや、針で刺されるようなチクチクした痛みなどを感じます。
手や足を始め、腰、腕、首、肩などに痛みが現れることが多いようです。

おしりの痛み

腰痛に続いてお尻や太もも、足先に至るまで痛みを生じる場合は、坐骨神経痛の可能性が高いと言えるでしょう。
強い痛みやしびれ、締め付け感、冷感や灼熱感といった症状が現れます。

ひどくなると麻痺が見られ、歩行障害を引き起こすこともあります。
腰椎椎間板ヘルニアや、腰部脊柱管狭窄症が原因になっていることが多いと言われています。

内科的疾患

頭痛

頭痛

頭痛と足の痛みは、関係がないことがほとんどではあるものの、稀に脳の重篤な疾患により、手足のしびれや痛みが見られることもあります。
この場合は、吐き気や嘔吐、視力障害、ろれつが回らない、麻痺などの症状が現れます。

それ以外では自律神経失調症の可能性もあります。
自律神経が乱れると、心身の両面にあらゆる不調が現れます。
更に女性の場合は、月経前症候群や更年期障害といったことも考えられます。

腹痛

腹痛に加え足の痛みやしびれが見られる場合は、

・子宮筋腫
・子宮内膜症
・卵巣嚢腫
・卵巣がん
月経前症候群

などの可能性があります。
合わせて月経不順や不正出血、下腹部の張り、悪寒や発熱などといった症状がある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

胸の痛み

胸の痛みに加えて、足の痛みやしびれが見られたら、心臓疾患の可能性があります。
心筋梗塞、狭心症、心筋症などの重篤な疾患の症状かも知れません。
出来るだけ早めに内科や循環器科を受診して、検査をしてもらいましょう。

他の部分の痛みから考えられる原因

体の骨や足のパーツ

体の骨や足のパーツ

足の付け根が痛いのは股関節に異常あり?

足の付け根が痛む場合は、変形性股関節症や坐骨神経痛が考えられます。
関節の動きをスムーズにする軟骨が、何らかの原因で擦り減り、きちんと機能しないことによって発症します。

初期の段階では立ち上がった時、歩き始めた時などに痛みを感じます。
進行すると、この痛みが持続的に現れるようになります。

尾てい骨の打撲や骨折

尾てい骨の骨折の場合、歩行時や座っている時には痛みがなく、うつ伏せや排尿時に激しい痛みを感じるという特徴があります。
また、尾てい骨の打撲では、患部を押すと痛みを感じます。

お尻や腰、足に痛みを感じる場合は、尾骨神経痛の可能性もあります。
痛みが続く場合は、医療機関を受診した方がいいでしょう。

神経の圧迫が原因!?首と足の痛みの関係

首の痛みに加え、足の痛みやしびれなどが見られる場合は、神経の圧迫が原因になっている可能性があります。
頚椎症性脊髄症や、頚椎症性神経根症といった疾患が考えられます。

頚部の後ろ側の部分に痛みが生じ、手足のしびれや痛み知覚障害、歩行障害などを伴うこともあります。

産後は特に注意!骨盤や仙骨の歪みが体に及ぼす影響

産後は特に注意!骨盤や仙骨の歪みが体に及ぼす影響

仙骨とは骨盤の一部で、骨盤の中心部に位置しています。
猫背などの姿勢の悪さや腹筋や背筋、お尻の筋肉が弱いといったことも原因になりますが、女性の場合は妊娠・出産によって大きな負担がかかり、骨盤や仙骨に歪みが生じると言われています。

これらの歪みは、内側にある直腸や膀胱、子宮や卵巣を圧迫し、様々な障害を及ぼします。
血流も悪くなるので、足にしびれや痛みを感じることもあります。

鼠径部が痛む場合

足の付け根の内側に痛みがある場合は、変形性股関節症や股関節の疲労などが考えられます。

・普段運動した人が急に激しい運動を行った
・日頃から運動はしているものの、きついトレーニングを行った
・生まれつき股関節が変形している
・加齢

などが原因になっていると言われています。

筋肉痛?肉離れ?ふくらはぎの痛みから考えられること

ふくらはぎの痛みで考えられる疾患には、

・肉離れ
・シンスプリント
・下肢静脈瘤
・閉塞性動脈硬化症
・坐骨神経痛
・筋肉痛
・こむら返り

などがあります。

・何もしなくても痛みがある
・痛みが強くなる
・足の痛み以外の症状がある
・腫れや内出血がある

という場合は、出来るだけ早く医療機関を受診しましょう。

腹部や背中に原因があることも

腹部や背中に原因があることも

腹部やわき腹が痛い時

わき腹を含めた腹部の痛みには、次のようなものがあります。

・肝臓がん
・胆石
・胆管炎
・胆嚢炎
・虫垂炎
・腹膜炎
・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・膵臓がん
胃がん
・大腸がん 

また、前述したような子宮や卵巣の疾患が隠れている可能性もあります。
症状に個人差はあるものの、これらの疾患が原因で足のしびれや痛みを感じることもあります。

みぞおちの痛みや不快感

みぞおちの痛みや不快感では、

・胃潰瘍
・十二指腸潰瘍
・急性胃炎
・膵炎
・胆石症
・胃がん
・心筋梗塞

などが考えられます。
痛み方や食事との関係、嘔吐や吐血、食欲不振や血便の有無なども、何の疾患であるかを見分けるのに重要です。
これらの疾患でも人によっては、足にしびれや痛みを感じることがあります。

背中に痛みがある場合は

背中に痛みがある場合は

背中の痛みには「こり」や「筋肉痛」といった筋肉疲労のほかに、

・打撲
・捻挫
・骨折

などの外傷、背骨の歪みやズレなどが考えられます。

筋肉疲労…通常は一時的な軽い痛みで終わることがほとんどですが、悪化した場合は寝返りさえも激痛に感じるようになります。

外傷…外傷の場合は事故やスポーツ時のトラブルなど、ある程度原因がはっきりしていることが多いです。
痛みが続く・強くなるといった症状が見られたら、出来るだけ早く医療機関を受診しましょう。

卵巣のトラブルの可能性も

卵巣のトラブルでは、

・卵巣がん
・卵巣嚢腫
・卵巣破裂
・卵巣嚢腫茎捻転

などがあります。
卵巣は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど、症状が自覚しにくい臓器です。
気付いた時には症状がかなり進行しているケースも少なくありません。

こういったことを防ぐためにも、婦人科で定期的な検診を受けることをおすすめします。

足のしびれに要注意!

足のしびれに要注意!

足のしびれや痛みは軽度なレベルで済むものから、重篤な疾患が隠れているものまで様々です。
一時的な症状ではなく「痛みやしびれが継続する」「強くなる」といった場合は医療機関を受診しましょう。

最終更新日: 2017-04-16

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