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糖尿病の治療方法はどんなもの?基本とされる3つの治療方法

生活習慣病とも呼ばれる糖尿病は、毎日の暮らしの中から治療していくことが大切であり、これまでの習慣を見直すことから治療は始まります。ここでは、糖尿病治療でおこなわれる基本的な治療方法と、糖尿病予備軍の予防にもつながる治療方法を解説します。

食事療法

糖尿病 食事療法

日本人にもっとも多い2型糖尿病のおもな原因は、肥満、運動不足、過食、偏食が原因です。
そのために食事療法は糖尿病治療の基本ですが、糖尿病のために特別な食事療法があるわけではありません。

食事療法では、偏食、過食、甘いもの、脂質の多いもの、塩分、高カロリーのものを避けた、1日3食の健康的な食事が基本です。

1日3食の回数を減らしてしまうと、1回の食事で急激な血糖値の上昇につながります。

糖分を含む甘いものは、急激に血糖値を上昇させるとともに、糖尿病の合併症につながる動脈硬化の原因にもなりますので、控えるようにしましょう。

積極的に摂りいれたい食品は緑黄色野菜です。
厚生労働相でも1日に野菜は350g以上食べることを推奨し、その内の120g以上は緑黄色野菜がよいとされています。
また、食物繊維には血糖値の上昇をゆるやかにする作用があります。

糖尿病の食事療法のポイントは、摂取カロリーに注意してビタミン、ミネラル、食物繊維を中心に、1日3食バランスよく食べることが重要です。

気をつけたい塩分量

糖尿病の食事療法では糖分を減らすイメージが強いと思いますが、実は減塩にも注意が必要です。

高血圧になると糖尿病の合併症である、糖尿病性腎症を進行させてしまいますので、塩分の摂取量を控えて高血圧の予防もおこないましょう。

1日の目標摂取カロリー

1日の摂取カロリーは、男性1400~1800kcal 、女性1200~1600kcalを目安に、年齢や体型、運動量に合わせたエネルギーをバランスよく摂取します。

デスクワークや仕事のスタイルによっても、目安となるカロリーは違ってきますので、食事療法は主治医に相談して決めることがおすすめです。

運動療法

糖尿病 運動療法

運動療法は食事療法と合わせた糖尿病治療の基本になります。

運動療法は主に糖尿病や糖尿病予備軍の原因である、肥満解消のためにおこないますが、運動で筋肉量を増やすことは、インスリンの働きを高める効果もあります。

体内に入ったブドウ糖はエネルギーとして消費されますが、利用されずに余ったものは筋肉に蓄えられて血糖値をコントロールしているからです。

筋肉が少ない場合には、血糖値が下がりにくくなり、より多くのインスリンが必要になってきます。

肥満は見た目には太っていなくても、体脂肪率の高い隠れ肥満もあります。
筋肉の量が少ない人は基礎代謝が低下し、脂肪が蓄えられやすい身体といえます。

糖尿病の人はもちろんのこと、糖尿病予備軍の人、血糖値が高い人、筋肉の量が少なく脂肪が多い人は、日ごろから運動を心がけるようにしましょう。

おすすめの運動方法と注意点

運動には有酸素運動のウォーキングなどを1日20~30分を目安に、毎日または週に3回以上の運動が望ましいです。

運動をする際の注意点は、血糖値が下がりやすい食前の空腹時は避けて、食後30分~2時間の間におこなうと急激な血糖値の上昇を防ぐことができます。

運動療法は無理のない範囲で続けることが大切です。
運動の最中に低血糖の症状がでるときは医師に相談をしましょう。

薬物療法

糖尿病 薬物療法

糖尿病の薬物療法とは、糖尿病の症状がある程度進んだ場合におこなわれる治療方法です。

経口薬により血糖降下剤を服用し、経口薬では症状に効果がない場合に、注射でインスリンを体内に補充する方法が一般的ですが、1型糖尿病では、膵臓でインスリンが作られないことが原因ですので、必ずといっていいほどインスリン注射が使用さることになります。

糖尿病の治療に使われる経口薬の種類

スルホニル尿素薬

(効果)膵臓に働きかけてインスリンの分泌を促します。

インスリン抵抗性改善薬

(効果)脂肪組織に働きかけて、インスリンの効きが悪い状態である、インスリン抵抗性を改善します。

ビグアナイド薬

(効果)肝臓で新たにブドウ糖が作られることを抑制し、筋肉や脂肪でのブドウ糖の消化と蓄えを促進することで、インスリン抵抗性を改善するとともに、消化管での糖の吸収を抑えます。

速効型インスリン分泌促進薬

(効果)膵臓に働きかけてインスリン分泌を促進し、短時間で血糖値を下げます。

α-グルコシダーゼ阻害薬

(効果)食事に含まれる糖質の吸収を遅らせて、食後に血糖値が急激に上昇することを抑えます。

DPP4阻害薬

(効果)インスリンの分泌に係わるホルモン(インクレチン)を分解する酵素(DPP4)を阻害して、インスリンの分泌を促します。

インスリン注射

直接インスリンを体内に取り込むインスリン注射には、数種類のインスリンが使用されており、効果のスピードと作用の持続時間により超速効型、速効型、中間型、混合型、特攻型に分かれます。

注射は患者自らがおこない、子供でも簡単に使えるペン型の注射器が主流です。

糖尿病の治療方法は、食事と運動を中心とした生活習慣の見直しと、症状に応じた薬物療法があります。
治療は医師のアドバイスのもと適切におこないましょう。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
糖尿病 糖尿病性腎症 2型糖尿病 動脈硬化 高血圧 肥満

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