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うつ病の原因は脳にあった!?うつ病に関係する3つの物質と特徴

うつ病は気分の落ち込みと勘違いされることがありますが、それは間違いです。 うつ病の原因には、さまざまな要因と脳の機能が深く関わっています。そこで今回は、近年増加傾向にあるうつ病と脳の関係を解説いたします。

うつ病とはどんな病気?

うつ病(大うつ病性障害) うつ病とはどんな病気?

うつ病とは、気分の落ち込みや意欲の低下が長い期間にわたって続く状態をいいます。
しかし、この症状は単に気の持ちようの問題というわけではありません。

うつ病には、環境の変化や人間関係による精神的ストレス、体の病気など、さまざまな要因があります。
そこに脳の神経伝達物質の働きが低下することが加わり発症するとされています。

うつ病は気力で回復できるものではなく、治療が必要な病気です。

うつ病と脳の関係

私たちが日々の暮らしで感じる喜怒哀楽や意志は、脳の中にある神経細胞の情報伝達の働きにより起きています。

神経細胞はそれぞれが独立しており、橋渡し役として存在する継ぎ目がシナプスです。
気持ちや意欲の情報は電気信号から神経伝達物質に変化してシナプスの継ぎ目から次の神経細胞へと伝わります。

うつ病の原因は、神経細胞間をつなぐ神経伝達物質の異変と考えられています。

うつ病(大うつ病性障害) うつ病と脳の関係

うつ病に関係する脳の神経伝達物質とは?

脳の神経伝達物質は100種類以上も存在しているとされ、現在ではその中の60種類ほどが確認されています。

うつ病では、三大神経伝達物質と呼ばれる「セロトニン」「ノルアドレナリン」「ドーパミン」が特に重要といわれます。

うつ病ではストレスなどが原因で、これらの神経伝達物質の量が低下して働きが悪くなることで、健全に機能しなくなる状態です。

ノルアドレナリンの働き

ノルアドレナリンは別名「怒りのホルモン」と呼ばれ、不安や緊張などの感情に働きかける一方で、やる気や意欲を高める神経伝達物質です。

ノルアドレナリンは自律神経の交感神経を興奮させて体と脳を覚醒させます。
この作用により、ストレスに体を対応させることができます。

ノルアドレナリンが不足すると、怒りっぽくなる、落ちこみやすい、新しいことに意欲が湧かない、無気力、無関心などの症状が出てきます。

ドーパミンの働き

ドーパミンは報酬系の働きを司る神経伝達物質です。
成功体験や感動したことに対して、快感という報酬を与え、次への意欲をつくります。

ドーパミンは学習能力、記憶力、運動機能に係わり、意欲を生み出すことでストレスを解消してくれる性質があります。

ドーパミンの不足は無関心、無気力を起こします。

セロトニンの働き

セロトニンは別名「幸せホルモン」と呼ばれる、精神面に影響を与える役割の神経伝達物質です。

セロトニンはノルアドレナリンとドーパミンの働きのバランスを整え、気分を安定させます。

また、体温や血圧、消化などの機能のコントロールや、体内時計を整えて良質な睡眠をもたらすメラトニンにも深く携わっています。

セロトニンが不足すると、睡眠障害、不安、焦燥感、気分の落ち込み、うつ症状、月経前症候群などの症状が出ます。

脳の神経伝達物質の治療

うつ病(大うつ病性障害) 脳の神経伝達物質の治療

うつ病の治療では、脳内伝達物質の機能回復に抗うつ薬による薬物療法がおこなわれます。
服薬は主治医の指導のもと適切な治療をおこないましょう。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
うつ病(大うつ病性障害) 月経前症候群 ストレス

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