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うつ病の「診断書」とその内容について

最近増加傾向にあり「心の風邪」とも呼ばれるうつ病。 自分でコントロールできればいいものですが、勉学や仕事を続けられなくなる状態になることも多いです。 このような場合には休職や休学の手続をしないといけないですが、その時に必要となるのが「診断書」です。 うつ病の診断書は容易に書いてもらえるのか?その記載内容などについて詳しく見ていきます。

1人の医師・医学生がチェック済み

診断書を書いてもらえるタイミング

うつ病(大うつ病性障害) 診断書を書いてもらえるタイミング

うつ病の診断基準については別の記事でも書かれているので、ここでは診断書に限定してお話しを進めます。

うつ病による気分の起伏が自分でコントロールができず、いわゆる「我慢の限界」に達したら無理をせずに休職や休学をしましょう。
休職や休学をするためには必ず医師の診断書が必要となります。

では、うつ病であると診断書が作成される基準は一体何でしょうか?
それは、通院における問診が大部分を占めています。
初診でも、うつ病と診断されればその日のうちに診断書を書いてもらえる場合もありますが、一年以上も「うつ病の疑い」のままで診断が確定できず、診断書を書いてもらえないケースも希にあります。

精神疾患の診断はとても難しく数回の通院で明確な診断が下せるものではないので、初診でうつ病の疑いと判断され診断書をすぐに書いてくれる医師はそれはそれで問題ありといえます。

はっきりした期間は明言できませんが、主治医としっかり話し合い、医師が確信を持って診断を下せる時に書いてもらうのが患者さんにとってもベストと言えます。

ただ休職や休学をするまで時間がないケースもあると思われるので、その場合は医師に事情を話して「診断書」を書いてもらうようにお願いします。

傷病名のところに接尾語として「の疑い」をつけられる場合はあり得ます。

診断書の記載内容

うつ病(大うつ病性障害) 診断書の記載内容
出典:travessia.jp

ではうつ病により休職や休学をする目的で診断書を書いてもらう場合、その診断書の内容はどのようなものなのでしょうか。

内容はいたってシンプルです。
・住所
・氏名
・病名
 上記疾患の治療のため、平成○年○月○日より約○日間の自宅安静を要する
・診断書発行年月日
・病院住所
・病院名
・主治医名

1〜2行の記述だけで、ほかは病名と患者基本情報、病院情報となります。

診断書の記載日

うつ病(大うつ病性障害) 診断書の記載日
出典:careerpark.jp

診断書には発行年月日が記載され、そこから記述された期間の療養を要すると証明されます。

診断書を書いてもらう時は医師に、職場や学校をいつから休むかを伝えることが重要になってきます。

診断書の日付というのは、まさに診断を下した証明ですので記述した日を書くことが原則となります。

休職(学)後に提出する

休学や休職を始める日付を記述で書いてもらえない場合もあり得ます。

その場合は、職場や学校に事後提出する旨を伝えればよいです。
職場や学校も事前に診断書を出すようには言いません。
その辺りは、職場や学校、医師と相談しながら最適な方法を選択すれば良いでしょう。

診断書の作成料金

全国一律で決まっていないのが現状で、3,000円~10,000円(税抜)と幅が広いです。
これは医療機関が独自に実費費用として決めていいことになっているためです。
たいていの病院や医院では文書料として価格表を掲げているところが多いですが、もし不安であれば受付で訊けば教えてくれます。

診断書の費用には保険がきかないので全額自費となります。

診断書作成前の重要点

うつ病(大うつ病性障害) 診断書作成前の重要点
出典:lifecuration.net

診断書そのものはシンプルなものではありますが、医師がそれを書く根拠(エビデンス)となるのは、やはり問診で得られた患者や家族からの訴えとなります。

患者さん本人が医師に直接伝えるのが一番良いですが、本人が気付いていない問題点もあり得ますから、家族からもお話をしてもらえれば確実となるでしょう。
お話しが無理な場合には、お手紙でも構いません。

問題点を箇条書きにし、医師に伝えるとよいです。
大事なのは、職場や学校、家庭など日常生活上のストレスや問題となっている点について詳しく医師に説明し、日常生活能力の判定をしてもらうことです。
それをもとに医師は診断を下し、必要であれば診断書を作成します。

 

うつ病の診断のポイントの一つに、抗うつ薬による治療の効果の有無も考慮されます。

ですが、抗うつ薬というお薬は全般的に効き始めるのがとても遅いです(約1か月ほどしてから効果が出始めることが多いです)。

また、抗うつ薬はとても種類が多く、最初に医師が処方したお薬で、1か月後からきちんと効果が出始めるとも限りません。
実際うつ病の治療では、治療の効果がなかなか見られない場合、他の抗うつ薬に切り替えていくということも多くあります。
そのため、治療効果による判断は時間を要してしまうことが多いです。

また、厳密には抗うつ薬ではありませんが、比較的速やかにうつ症状に効くお薬としてスルピリド(胃潰瘍のお薬)があります。
しかし、作用はそれほど強くなく、うつ病そのものを根本から治すほどの作用はあまりありません。

うつ病という病気は、辛い状態の中で無理して頑張ってしまえば頑張ってしまうほど、逆に悪化していく病気です。
そのため、休職という選択肢を考えているのであれば、早めに行うべきです。

しかしながら、紹介させて頂いた通り治療効果による判断は時間を要するため、上記記事でご紹介なされているように、医師との診察時にご自分の状況(詳細な症状、最近大きな出来事はなかったか、会社などで置かれてる立場、勤務時間が長すぎないか、ストレスの原因などなど)を詳しくお話し頂き、医師に診断書を作成してもらうことをおすすめ致します。

ヨクナル提携医師・医学生: 筑波大学医学群医学類卒

最終更新日: 2016-10-09

タグ:
うつ病(大うつ病性障害) ストレス

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