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うつ病の治療薬。その種類や正しい飲み方は?

うつ病と診断されると、いろいろな薬が処方されます。それらの薬は、目的ごとに処方されています。自分に合った薬で快適に過ごすためにも、薬の種類や正しい飲み方、副作用について知っておくことが大事です。

まずはうつ病の薬の種類を知りましょう

うつ病になると、神経の伝達に深くかかわっているノルアドレナリンやセロトニンが極端に少なくなっていると考えられています。

うつ病の治療薬である抗うつ薬は、セロトニンやノルアドレナリンの量を増やして症状の改善を図ろうとするものです。

抗うつ薬は、セロトニンやノルアドレナリンを増やす方法によって種類が分けられています。

1 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)

デプロメール25mg

デプロメール25mg

SSRIは、神経細胞内のセロトニンだけに作用するお薬です。

この薬は、神経の伝達に使われたセロトニンが再度回収されるのを防ぎ神経細胞の中に残るようにすることで、その量を増やすことで効果を発揮します。

■薬品名(商品名)
•フルボキサミン (デプロメール、ルボックス)
•パロキセチン (パキシル、パキシルCR)
•セルトラリン (ジェイゾロフト)
•エスシタロプラム (レクサプロ)

2 SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

トレドミン25mg

トレドミン25mg

SNRIは、神経細胞内のセロトニンとノルアドレナリンの両方に作用します。

この薬は、神経の伝達に使われたセロトニンとノルアドレナリンが再度回収されるのを防ぐことで神経細胞内にある量を増やします。

■薬品名(商品名)
•ミルナシプラン (トレドミン)
•デュロキセチン (サインバルタ)

3 NaSSA(ノルアドレナリン・セロトニン作動薬)

リフレックス15mg

リフレックス15mg

NaSSAは、ノルアドレナリンとセロトニンの作用を強くする働きがあります。

■薬品名(商品名)
•ミルタザピン(リフレックス、レメロン)

4 三環系抗うつ薬

アモキサン25mg

アモキサン25mg

三環系抗うつ薬は古くからある薬です。

セロトニンやノルアドレナリンの再吸収を防ぐことで作用を発揮するのは変わらないのですが、抗コリン作用と呼ばれる副作用が上記の新しい薬に比べて強い傾向があります。

とはいえ、抗うつ薬の場合効き目や副作用は人によって違うため新しい薬が効かない方に良く効く場合もあり現在でも処方されています。
効果が出るまでには、2~4週間かかります。

■薬品名(商品名)
•アモキサピン (アモキサン)
•ノルトリプチリン  (ノリトレン)
•アミトリプチリン (ノーマルン、 トリプタノール)
•トリミプラミン (スルモンチール)
•イミプラミン (イミドール、トフラニール)
•クロミプラミン (アナフラニール)
•ドスレピン (プロチアデン)
•ロフェプラミン (アンプリット)

5 四環系抗うつ薬

ルジオミール25mg

ルジオミール25mg

四環系抗うつ薬は三環系抗うつ薬よりも新しい薬になります。

作用発現が速く、持続時間が長いのが特徴です。

■薬品名(商品名)
•マプロチリン (ルジオミール)
•セチプチリン (テシプール)
•ミアンセリン (テトラミド)

知っておきたいうつ病の治療薬の副作用について

抗うつ薬の副作用には、抗コリン作用と呼ばれるものがあります。
これは、うつ病の治療薬が、セロトニンとノルアドレナリン以外の神経伝達物質にも影響を与えることにより起こります。

副作用の程度は人によって違います。

主な抗コリン作用
•口渇
•便秘・排尿障害
•眠気
頭痛
•胃腸障害
•性機能障害

そのほかに、薬の種類を変えたり、増やしたり減らした時に一時的に不安や焦りが強くなるなど症状に変化がみられることもあります。

抗うつ薬の正しい飲み方は?

1 効き目が出るまでは少し時間がかかります

うつ病の薬は、効き目が出るまで数日から数週間かかります。
これは、飲んでいる薬が血液の中で効き目がある量になるまで時間がかかるからです。

効果が出ないとすぐに決めつけず、しっかり内服することが大切です。

2 勝手に内服量や時間を変更しないことが大切です

効き目が出てきて調子が良くなってきたときに、自己判断で量を減らすとせっかく血液の中で増えてきたお薬の濃度が下がってしまうためやめましょう。

薬の効き目が出るまでは時間がかかるので、効いているからと飲む量を変えてしまうと効果にバラツキが出てしまいます。

3 副作用が強い時は医師に相談しましょう

抗うつ薬の副作用が強くてつらい時は、自己判断で中止するのではなく医師に相談しましょう。

副作用を軽減させる薬もありますし、ほかの種類の薬を検討してもらうことが可能です。

また、飲み始めは強く副作用が出ていても内服を続けていると落ち着いてくることも多いです。

おわりに

うつ病(大うつ病性障害) おわりに

うつ病の治療薬について、簡単にまとめました。
一番大切なのは、医師と相談しながら治療を継続していくことです。

つらい症状を抑えて、快適に過ごせるようにしていきたいですね。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
うつ病(大うつ病性障害)

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