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うつ病の症状 『泣く』が出たら要注意!なぜ泣きたくなるの?

涙が止まらない、なぜか悲しくてしょうがない...。 これはもしかしたらうつ病の症状かもしれません。うつ病と泣くことには深い関係があるからです。 ここでは、うつ病の症状のひとつ「泣く」ことについて詳しく解説し、適切な対処法についてアドバイスします。

涙が出るのは、うつ病の症状のひとつ

涙が出るのは、うつ病の症状のひとつ

精神疾患で治療を受けている人は、近年増加しています。
厚生労働省による2011年の調査では、精神疾患で医療機関にかかっている人のうち約3分の1がうつ病や躁うつ病などの気分障害と呼ばれる病気です。

気分障害は感情障害とも呼ばれます。
過度の悲しみ、もしくは過度の喜び、またその両方が長期間に渡って起こり、日常生活や社会生活に影響を及ぼす病気のことを指します。

うつ病の症状も感情の障害を特徴としています。
自覚できる症状としては気分が沈む、重い、不安、悲しい、自責の念、死にたい、眠れないなどが強く現れます。
また周囲の人にも、涙もろくなったと言われるかもしれません。

つまり、泣きたい気持ちになる、簡単に涙が出てしまうというのは、うつ病の症状の可能性があります。

泣くことは、ネガティブな思考と関係している

泣くことは、ネガティブな思考と関係している

悲しいときや嬉しい時など、感情の変化によって流される涙は情動性分泌と言われ、脳の前頭前野(ぜんとうぜんや)という場所が刺激を受けることで起きます。

この脳の前頭前野全体は、感情をコントロールすることに加えて記憶や判断、学習、計画、推論するなどの機能を担っています。

最近のある研究では、うつ病の人の自己に対するネガティブな思考と前頭前野の活動が関連していることが明らかにされています。

つまり、うつ病の症状として流される涙にはネガティブな思考による脳の活動が大きく影響していると考えられるのです。

自己関連づけ処理によってネガティブな認知が促進され、それが反復的に生じることでうつ病が維持・増悪すると考えられる。

引用元: www.ncnp.go.jp

泣きたいときに号泣してストレスを緩和する

泣きたいときに号泣してストレスを緩和する

では泣きたいとき、涙が流れるときにはどうすればいいのでしょうか。

医学博士の有田秀穂氏は「涙とストレス緩和」の研究の中で、号泣することはストレスを緩和する効果があると結論付けています。

この場合のストレス緩和というのは、泣けるビデオや心理カウンセリングを受けて号泣すると脳の前頭前野の血流が変化が見られ、気分がすっきりするというものです。

ですから泣きたい気持ちになった時に思いっきり泣くのは、うつ病であろうがなかろうが気持ちを軽くしてくれる効果があるということです。

ただしちょっと涙が出るという程度や、演技して流す涙では効果がないそうです。

号泣状態は、心理的には混乱の低下・消失をもたらし、すっきり感を体験させる。

2週間以上「泣く」症状が続くときは専門医のところへ

2週間以上「泣く」症状が続くときは専門医のところへ

うつ病は、早期に発見や治療を開始するほど、症状が軽く済み、治療期間も短くて済みます。
もしも、泣きたい、涙が出るといった症状が2週間以上続くときには、一度心療内科などの専門医を受診されることをおすすめします。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
うつ病(大うつ病性障害) 双極性障害(躁うつ病) ストレス

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