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うつ病での入院 期間はどのくらい?

現代は職場や学校、家庭においてもストレスにさらされる時代です。人によってはストレスからうつ病になり、入院が必要となる場合があります。もし入院したら、どれくらいの期間になるのでしょうか? 実際の入院ケースにはどんなものがあるのか、詳しく解説します。

うつ病による入院の必要性

うつ病(大うつ病性障害) うつ病による入院の必要性
出典:www2.g-com.ne.jp

うつ病といっても軽度から重度まで様々な病態が存在します。
軽度であれば、入院しなくても通院のみで治療が可能です。

ただし糖尿病と同じく「教育入院」(精神科で言う任意入院)があり、以下のような必要がある場合には入院を勧められるケースがあります。

(1) 生活習慣の改善

うつ病(大うつ病性障害) (1) 生活習慣の改善
出典:matome.naver.jp

うつ病によって、睡眠障害や昼夜逆転、拒食症や過食症、無気力感などに襲われ、日常の生活に支障をきたす場合は、元の正常な生活リズムを取り戻す目的で入院する場合があります。

この場合の入院期間は、個人差もありますが1~2ヶ月程度です。
ストレスを受けていた期間が長いなど、重度の場合は延長となる場合もあります。

(2) 原因からの逃避

うつ病(大うつ病性障害) (2) 原因からの逃避

日常生活において「嫌なことから逃げる」は、わがまま、身勝手、怠け者などと呼ばれがちですが、うつ病となった原因が学校や職場での人間関係や仕事であった場合は、我慢しているとさらに深刻な事態になりかねません。

これには休学・休職するのが最善の策です。

自宅療養で改善傾向が見られれば入院の必要はありませんが、自宅にいても家族から非難されるなど、さらに悪化する場合があります。
そのような場合一時的に原因となっている場所から「逃げる」のです。

うつ病などの精神疾患者は、医師からよく“逃げていいんだよ”と言われます。
無理してストレスを抱える状態よりも、原因となっているストレスがない環境に逃げさせるのも治療の一つと考え、入院する場合があります。

この場合の入院期間は、病態の重症度や立ち直りの速さなど個人差があり明確には言えませんが、前項の(1)と同様に1~2ヶ月程度になります。

(3) 対人障害の改善

うつ病(大うつ病性障害) (3) 対人障害の改善

うつ病の症例の1つに、対人障害(コミュニケーション障害)があり、発達障害などを併発している場合が多いです。

うつ病になると他人との接触を嫌い、外出も億劫となり引きこもり状態になる場合が多いのですが、このような人は自宅療養してもますます引きこもってしまいます。
入院によって単に病室で過ごすのではなく、医師の監修のもと定期的に散歩をしたり、患者同士が一つのグループになって語り合う集団療法をしたり、運動または作業を通して人との交流を改善を目標にしたSST(精神科作業療法)をしたりします。

SSTはデイケアにも対応しており、退院後も通院で続けることが可能です。
SSTなどの療法を精神科では「ソーシャル」と呼ばれることが多く、心のリハビリを行います。

このように、人とのコミュニケーションを少しずつ回復させ、良い習慣をつけることが入院の目的となります。
この場合の入院期間としては、習慣がつけられるまでという目安から比較的短期間で済むことがあり、あとは通院でソーシャルを受けるケースがあります。

入院の期間はどのくらい?

うつ病(大うつ病性障害) 入院の期間はどのくらい?

前述したように、個人の病態や入院目的により入院期間は変化しますので、明確には分かりません。

ただし統計的には1ヶ月前後が最も多いようです。
なかには3ヶ月、6ヶ月、病態によっては1年以上という方もいます。

入院の際には、主治医やソーシャルワーカーとよく相談をして入院目標と期間を予め決めておくといいでしょう。

あくまでも目安ですが上の図にあるように、下降期が実際にストレスを受け通院を始めた頃になります。
底期で入院治療1~2ヶ月、回復期の3ヶ月は継続入院する場合や自宅療養しながら通院でSSTを受けるなどし、社会復帰に向けた移行期間と考えることができます。

それから社会復帰を果たした後も1年程度は様子を見ることになります。

退院できない、入退院をくり返すケース

うつ病(大うつ病性障害) 退院できない、入退院をくり返すケース
出典:welq.jp

1~2ヶ月程度の入院治療が目安と前述しましたが、人によっては退院後に自宅で居場所がないなど再びストレスを受け、再入院するケースも少なくありません。

そのような人には充分な入院期間を与えて、焦らずに回復を目指す必要があります。

またSSTなどの作業療法やグループで語り合う集団療法も、入院中は気が進まなくても強制的に受けさせられますが、退院してしまうと受けない人も多いのが現状です。

だからといって入院期間が長くなると、今度は入院生活に慣れてしまって職場や家庭に復帰するのが困難となり、何年も退院できなくなるというケースもあります。

このように、うつ病での入院期間は個人差が大きいので、主治医とよく相談の上、入院治療中も経過観察を医師や看護師に綿密に行ってもらいながら、退院の時期を決める必要があります。

最終更新日: 2016-08-16

タグ:
うつ病(大うつ病性障害) ストレス 糖尿病

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