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「うつ病」での入院生活 実際はどうなの?

うつ病をはじめとする精神疾患で精神科病棟に入院をした場合、その入院生活は一般的な病棟に入院した場合とどう違うのか? 正しい知識をもって、あなたの入院生活が有意義なものになるよう、この記事で心構えができれば幸いです。

精神科病棟について

精神科の病棟と聞くと自由が殆どなく、極端に言うと独居房のような部屋で生活するといったイメージを持たれている方はいらっしゃいませんか?

しかし、実際の精神科病棟への入院はイメージよりとてもラフです。
外出が自由な場合があったり、万一の時の逃げ道も用意されていたりします。

今回は皆さんのイメージとは違う、実際の利用環境についてご紹介していきます。

開放型病棟

うつ病(大うつ病性障害) 開放型病棟
出典:www.7yama.or.jp

病室は一般的な疾病で入院する場合とほとんど変わりません。

うつ病で入院する場合は、任意入院(主治医の推奨のもと患者本人が入院を希望する形態の入院)で開放型病棟となるケースがほとんどです。

入院施設により部屋の設備は多少異なりますが、一般的な病床と変わりなく、もちろん拘束されたりプライバシーを侵害されるようなこともありません。

ただし入院の目的が「なにもしない」ということから、一般病床では許されるパソコンまたはハサミなどの危険物なる得るものの持込には制限がかかることがあります。

閉鎖型病棟

うつ病(大うつ病性障害) 閉鎖型病棟

うつ病でもかなり重篤な場合には、患者本人の意思に関係なく入院させる強制入院、または警察のお世話になるなどして警察から引き継がれる刑事入院など、急性期の場合には閉鎖病棟に入院することになります。

ただ、任意入院でも入院施設の設備の問題で閉鎖病棟に入院する場合もあります。

閉鎖病棟では、一般の病室ではベッド(寝具一式)と床頭台くらいしかないのが一般的です。
これは患者本人が自殺を図ったり、暴れてケガをしないためにも必要最小限しか置かないためです。

また病棟内を出歩くことはできますが、病棟外へは自由に出入りすることはできません。
たとえば病院の売店に購買したくても都度、看護師に言って開けてもらう必要があり制限時間もつきます。

拘束具で身動きを取れなくさせる場合も実際ありますが、うつ病ではまずなく、よっぽど重症でないとまずそのようなことはありません。
PICU(精神科のICU)では最初に書いたイメージ通り、部屋に閉じ込められ独居房のような場所で拘束されます。

開放型病棟での入院生活

うつ病(大うつ病性障害) 開放型病棟での入院生活

食事や就寝時間、お風呂などは一般的な入院と変わりません。

入院の目的は仕事や学校のこと、又は家庭のことを忘れて何もしないで休養することになりますので、特に何かしなければならないと言う事はありません。

むしろ何もする事がないので、逆にそれが最初のうちは慣れない人もいます。

入院した最初の一週間程度は外出禁止となる場合が多いですが、それ以降は一般の病棟と同じく外出許可さえ取れば自由に外出可能です。

画像にあるようにシティホテル並みの設備を持つ病院もあり、暇つぶしのため随所に画像右上のような和室でテレビや囲碁、将棋、トランプなどができるスペースがあります。

また病態にもよりますが、ソーシャルと言われる集団療法、作業療法を決まった曜日・時間に受けることができ、対人障害や社会復帰のリハビリに役立てられています。

ソーシャルは強制ではありませんが希望する場合は主治医の許可と手続が必要となります。

このように、開放病棟においては一般の病棟と変わらなく入院生活を送ることができます。

病院により設備や入院生活は変わる

うつ病(大うつ病性障害) 病院により設備や入院生活は変わる

一般的な開放型病棟について詳しくご紹介しましたが、入院する病院によってその待遇や設備は変わってきます。

例えば急性期の閉鎖病棟でも自由がきいて過ごしやすい病室もあれば、逆に開放型病棟でも監視の目があって自由があまりないところもあります。

外出も一回30分以内とする施設もあれば、予定時刻を告げるだけで良い場合もあり、入院施設によりその運用は異なります。

入院する前に、自分が入る病室や入院生活がどのようなものなのかを主治医によく確認しておきましょう。

なお持ち込んでいいものや病室の詳細、入院生活については病棟看護師に訊くのが一番いいです。
主治医も看護師に任せている部分が多く詳しくは知らない場合があります。

もし入院生活の待遇に不満があれば

うつ病(大うつ病性障害) もし入院生活の待遇に不満があれば
出典:mado.chips.jp

これまで説明した通り、うつ病や軽度の精神疾患から入院する場合は、通常のものと特に変わらない入院生活を送ります。

しかし、もし入院中に看護師等からプライバシー侵害や中傷を受けたり、不当な隔離や拘束をされたり、または不当に退院させてもらえない場合には「退院又は処遇の改善請求書」を知事あてに提出することができます。

このことは多くの病院でポスターなどにより掲示されています。

また電話のある場所には、都道府県の相談窓口の電話番号が掲示されていることが多く、気軽に電話で相談も可能です。

このように万一のことがあっても、地方自治体が貴方を守ってくれます。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
うつ病(大うつ病性障害)

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