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うつ病は身近な病気!薬について知ろう!

抗うつ薬は歴史的にも進化してきたお薬のひとつです。改良を重ね、実に様々なお薬が誕生しました。このお薬を組み合わせて一人一人の症状にあったお薬が処方されます。

1人の医師・医学生がチェック済み

うつ病は珍しい病気じゃない!

WHO(世界保健機構)のデータを見ると100人中3~5人がうつ病にかかっているといわれています。

うつ病にはいろいろなタイプがあり、それに合わせた薬が処方されます。

うつ病(大うつ病性障害) うつ病は珍しい病気じゃない!
出典:sugp.wakasato.jp

抗うつ薬の種類と時代的変遷

うつ病(大うつ病性障害) 抗うつ薬の種類と時代的変遷

基本的には開発された順番で、第一世代から第4世代に分類されます。

実際にはこの病気に伴う不安、不眠、幻覚などの症状に応じて、抗不安薬、抗精神病薬などを組み合わせた治療が行われます。

抗うつ薬の作用機序

うつ病(大うつ病性障害) 抗うつ薬の作用機序
出典:www.health.ne.jp

三環系抗うつ薬

三環系抗うつ薬は構造上三つの輪をもっていることからこのように呼ばれます。

作用としては
①意欲亢進
②気分明朗化
③不安解決、鎮静

が主なもので2~4週間で安定した作用を発揮します。
現在では副作用の問題であまり使われなくなってきました。

四環系抗うつ薬

こちらは4つの輪をもっていますので四環系と呼ばれます。

三環系の副作用の軽減を目的に開発された薬ですが、三環系よりも眠気の副作用が目立つケースがよく見られます。
効果は三環系よりも弱いという評価が多く、現在ではあまり主流ではありません。

SSRI

三環系と四環系はうつ病とはあまり関係のない物質のまでも増やしてしまい、その副作用が問題となっていましたが、SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)はうつ病と直接関係あるセロトニンという物質を選択的に作用させることができるお薬です。
副作用は軽減できたのですが、効果の点では三環系、四環系には劣ります。

副作用軽減のため、長期にわたり服用できる患者が増え、治療に大きな効果をもたらしました。

ただ1つだけ注意してほしい副作用は、服用して1週間ほどで見られる嘔吐、吐き気、食欲不振です。
この副作用は食後の服用で軽減できます。
また、服用を繰り返すうちに消失していく副作用とも言われています。

現在、最も使用されているのがこのSSRIです。

不安や焦燥に効果があるとされています。

SNRI

SSRIのセロトニンのみに作用するだけでは効果が劣るので、抗うつ作用に関連するノルアドレナリンという物質にも作用するお薬がSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)です。

SSRIとともに抗うつ薬の主役となってきました。

特に意欲低下が著しいうつ病に対して効果があります。

賦活症候群(アクチベーション・シンドローム)について

主にSSRIやSNRIの投与初期(特に2週間以内)や増量期に起こりやすいと言われています。
不安、焦燥、不眠、敵意、衝動性、易刺激性、アカシジア、パニック発作、軽躁、躁状態などの症状が出て、悪化するとリストカットなどの自傷や、自殺行為に至ることもあります。

軽度のアクチベーション・シンドロームは、三環系などの旧来の抗うつ薬でも起こりますが、これらの抗うつ薬は、眠気やだるさなど沈静的な副作用も強く、賦活作用がマスクされることや、副作用の強さから通常少量から増量する為、アクチベーション・シンドロームは起こりにくいといわれています。

このような作用は全員が起こるものでもないし、個人差が出るものです。
このような副作用があるんだ、ということを頭に入れて服用するとよいでしょう。

NaSSA

リフレックス・レメロン

うつ病(大うつ病性障害) リフレックスレメロン

NaSSAはセロトニンやノルアドレナリンの遊里を促進させて抗うつ効果を発揮する薬です。

四環系と似た構造を持っているので眠気が強く出ることがあります。

効果発現は服用して一週間ほどで見られます。
効果が安定するまでは半年服用する必要があるとも言われています。

抗うつ薬以外の治療薬

ドグマチール(スルピリド)

1日150mgで胃潰瘍の薬にも用いられるお薬ですが、1日150~300mgでは抗うつ作用を発揮します。
しかしながらそれ以上の高用量となってくると、統合失調症のお薬となってしまうので注意が必要です。

食欲のないうつ症状の患者さんによく使われるお薬です。

うつ病のタイプによって薬が選ばれる

うつ病(大うつ病性障害) うつ病のタイプによって薬が選ばれる

医師は患者さんと十分な診察をしたうえで、患者さん一人一人に合った薬を出してくれます。

うつ病かなと思ったら、出来るだけ症状を詳しく伝えて、お薬の力を借りて症状の軽減を目指しましょう!

まとめ

うつ病(大うつ病性障害) まとめ

いかがでしたか??
うつ病と言っても、症状は人それぞれで、それに処方されるお薬も様々です。
最近では身近であるうつ病。
一人で悩まないでお薬に頼ってもいいと思います。

ぜひ医療機関を受診しましょう!

最終更新日: 2016-09-14

タグ:
うつ病(大うつ病性障害) 統合失調症 胃潰瘍

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