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痛くないのになかなか治らない口内炎!それって粘液嚢胞かも?

普通は口内炎ができると沁みたり痛みを感じたりしますよね。 しかし「口内炎なのに痛くない」という経験をしたことはありませんか? 痛みがないのになかなか治らない口内炎。今回はその正体について解説します。

痛みのない口内炎の正体

口内炎と同様に口の中に膨らみがあるのに痛みがないという場合、それは「粘液嚢胞」かもしれません。
粘液嚢胞ができる場所は主に下唇の粘膜です。

粘液嚢胞の特徴は、
□痛みはなく腫れによる違和感がある程度
□破れやすく、破れると中の液体が口の中に流れてくる
□なかなか治らない

ということです。

粘液嚢胞

粘液嚢胞

どうして粘液嚢胞はできるのか

では、粘液嚢胞はどのようにしてできるのでしょうか。

唇の粘膜の下には唾液を分泌する腺(唾液腺)があります。
唇を噛んだり歯の先端部分があたったりということを何度も繰り返すと、唾液腺が傷つけられて詰まってしまいます。

すると、出てくることのできなくなった唾液が唇の粘膜の内側にたまって水ぶくれのようになります。
これが粘液嚢胞なのです。

粘液嚢胞の治療方法

粘液嚢胞は自然治癒しにくい性質があり、放っておいてもなかなか治るものではありません。
先ほど述べたように、粘液嚢胞は破れやすく破れると唾液を出してしぼむのですが、その後また再発してくることが多いです。

そのため、粘液嚢胞の治療方法は原則外科処置になります。
具体的な方法としては、

□凍結療法
□摘出手術
□レーザー照射
などです。

凍結療法

口内炎 凍結療法

凍結療法とは液体窒素を用いた治療法です。
液体窒素は沸点がマイナス196度と非常に低温です。
この治療法は、そのような超低温の液体窒素によって粘液嚢胞を解かして壊死させるというものです。

メスを用いる治療よりも体に負担が少なくて済むというメリットがあります。

摘出手術

粘液嚢胞の治療で一般的に行われているのが摘出手術です。

その方法は、局所麻酔をして幹部の粘膜を切開して嚢胞を取り出すというものです。
この際、粘液嚢胞の近くにある小唾液腺もいくつか同時に摘出します。
小唾液腺は数多く存在するので、ここでいくつか摘出してしまってもさほど問題ではありません。
最後に傷口を縫合して、約1週間後に抜糸を行います。

摘出手術というと大げさに聞こえるかもしれませんが、手術にかかる時間は10~20分程度であることが多く、傷口からの出血は見られるものの痛みはほとんどありません。

レーザー照射

手術で用いるメスの代わりにレーザーを照射して粘液嚢胞と小唾液腺を除去する方法です。
この治療法の良さは、手術による治療よりも出血が少なく傷の治りも早いということです。

粘液嚢胞は、痛くないからと言って放っておいても治るものではありません。
もしできてしまったら早めに歯科を受診することをおすすめします。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
口内炎

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