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WHOも警鐘!若者におよぶ難聴のリスク

3月3日は耳の日です。 耳の日にちなんで、WHOは若者に対しヘッドフォンの誤った使い方の注意を喚起する発表をしました。 ここでは若者に増えつつある「ヘッドフォン難聴」について紹介します。

耳はどうやって音を伝えているの?

音響外傷性難聴 耳はどうやって音を伝えているの?

耳には外からの音を脳へ伝える役割があります。
外耳道から入ってくる音を内耳まで振動として伝え、内耳からは振動を電気信号に変換します。
そうして、聴神経を経由して脳へと伝わるようになっているのです。

ロックコンサートの後に起こりやすい音響外傷とは

音響外傷とは大きな音が原因で起こる難聴のことです。
ロックコンサートやクラブ、近くで打ち上げられる花火や射撃などで起こります。

鼓膜が破れて起こると思いがちですが、実は内耳にある蝸牛の細胞が障害されているのです。
神経の障害が原因の難聴は時に治療を困難にします。
音響外傷の場合は時間が経てばよくなることが多いですが、翌日以降にも違和感が残る場合には受診をした方が良いでしょう。

ヘッドフォン難聴とは

ヘッドフォン難聴は音響外傷のように大音響ではありませんが、比較的大きな音を継続して聞くことによって生じます。
音響外傷と同様に内耳の蝸牛が障害されます。

突然に難聴の症状が現れるというよりはジワジワと症状が進みます。
まずは4000Hzや8000Hzといった高音域から障害されます。
人は50Hz~1万Hz程度の音を聞くことができますが、日常生活で使う音は500~2000Hz程度なので症状に気が付かないことも珍しくありません。

難聴の基本は早期治療ですから、発見が遅れることで治療の開始が遅れてしまうと完治が難しくなることもあるので注意が必要です。

WHOも世界の若者に警鐘

音響外傷性難聴 WHOも世界の若者に警鐘
出典:www.who.int

裕福な国の12歳から35歳までの若者を対象にしたWHOの調査では、約50%が安全でない音量でヘッドフォンを使用しているということがわかっています。

では、ヘッドフォンはどのように使用したらよいのでしょうか?

ヘッドフォンの正しい使い方

ヘッドフォンを使用するときは以下の3点に気をつけましょう。

● どれくらいの大きさで聴くか

● 1回に聴く時間

● どれくらいの頻度で聴くか

この3点のバランスで耳に影響を及ぼします。
外出中はほとんど音楽を聴きながら過ごすという人は、1回に聴く時間や頻度の割合が高くなるので、音量を下げて聴かなければ蝸牛に障害をきたす恐れがあるということです。
ぎりぎりまでしか音量は下げたくなければ、1回に聴く時間や頻度は少なくしたほうが耳のためということです。

目安として、外部の音が全く聞こえないようでは音量の上げ過ぎです。
また、1時間連続して聴いたら必ず耳を休ませてあげましょう。

体調がすぐれない時には耳の細胞も影響を受けやすいので、ヘッドフォンの使用は控えた方がよさそうです。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
音響外傷性難聴

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