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女性のうつ病ってどんな症状? それぞれの時期にあわせて紹介!

家事に育児に仕事に目が回るような生活を過ごしている女性。 「何だか今日は何もしたくないな…。」 「考えるのもしんどい」なんて思うことは誰しもありますよね。 ずーっと思い詰めてしまうようなら、それはうつかもしれません。 うつ病は心と体のバランスが崩れてしまった状態です。 実は女性のほうがうつになりやすいってご存知でしたか? ここでは女性のうつについてご説明したいと思います。

女性のうつは男性の約2倍! うつになりやすい原因とは

うつ病(大うつ病性障害) 女性のうつは男性の約2倍! うつになりやすい原因とは

女性は男性に比べ、うつになりやすいと言われています。
その数は約2倍!

うつ病は環境による変化やストレスによって、誰でもなってしまうことがあります。
では一体なぜ女性はうつになりやすいのでしょうか?

女性の脳は「割り込み型」

食事を作りながら子どもを見たり、仕事や外出をしながら今日の献立を考えたり…。
女性は頭で色々と複数の事柄を考えながら生活をしています。

もちろん男性もそのように生活されている方もいらっしゃいますが、多くの男性はずっとテレビを見ていて話を聞いていなかったり、仕事に夢中になり全然自分を見てくれなかったり。
女性と比べると、一つのことに集中して他のことを考えられないと言われています。
 
 
中々、お互いの考えや思いが伝わらずイライラしたことありますよね。
しかし、これはある意味仕方のない事なのです。
実は、男性と女性では脳の使い方が違うのです。

女性は複数のことを並行して考えることが出来る「割り込み型」男性は一つのことを絞って考える「絞込型」と言われたりします。

並行して考えることが出来る分、ストレスを感じ始めると今まで溜まっていたストレスを次々に思い出してしまい、色々なストレスが頭の中を占領してしまいます。
これがうつになりやすい原因と言われています。

女性はホルモンの影響を受けやすい

女性は毎月の月経や妊娠、出産といった節目でホルモンのバランスが崩れやすくなります。
特に、気分を明るくしたり不安感を抑える「セロトニン」は男性と比べて分泌が少ないと言われます。
月経前などはさらにセロトニンが減少するため、イライラしたり落ち込んだりしてしまうのです。

女性が月経前に気分が不安定になったり産後に塞ぎ込みやすくなったりする事は、決してあなたにもあなたの性格にも問題があるわけではないです。

ホルモンの変動はストレスに対しての抵抗力が減ってしまう為、女性のほうがずっとうつになりやすいのです。

なぜホルモンはうつ病の原因になるの?

過剰反応を起こしてしまう女性ホルモン

うつ病(大うつ病性障害) 過剰反応を起こしてしまう女性ホルモン
出典:store.osmotic.jp

エストロゲンとプロゲステロンからなる女性ホルモンは、自律神経と同じで大脳の視床下部でコントロールされています。
そのため女性ホルモンのバランスが乱れると自律神経がその影響を受けてしまうのです。

ですから産後や更年期といった、女性ホルモンが急激に増えたり減ったりする時に自律神経も不安定になりやすくなってしまうのです。

もちろん、女性ホルモンはなくてはならないものです。
しかし、女性ホルモンは多すぎたり分泌が活発な人ほど不安になりやすかったり、うつになりやすいのも事実です。

中でもエストロゲンは、ストレスを感じると過剰反応することを促してしまう作用があり、ストレスや外的といったものに対して過剰に反応しやすくなります。

抗うつ作用のある男性ホルモン

うつ病(大うつ病性障害) 抗うつ作用のある男性ホルモン
出典:www.nissui.co.jp

男性ホルモンは女性ホルモンとは逆に、抗うつ作用があります。
男性ホルモンは「テストステロン」といい、これは筋肉や骨格を成長させるためには必要不可欠なホルモンです。
このホルモンが分泌されると、男性はより男性らしい体付きに変化していきます。

そして、テストステロンは筋肉をつける以外にも自律神経にも働きかけます。
集中力ややる気なども向上させる働きがあるので、抗うつ作用があります。

男性ホルモンは多いと攻撃的になってしまいますが、女性と一緒で更年期に差し掛かると男性ホルモンは減少してしまい、性格がまるくなったりおとなしくなることがあります。
その反面、ストレスに対しての抵抗力が下がってしまいうつになりやすくなります。

大切なのはホルモンバランス

うつ病(大うつ病性障害) 大切なのはホルモンバランス

このように女性ホルモンや男性ホルモンには互いにメリット・デメリットがあります。
私達の体の中にはそれぞれのホルモンがバランスよく存在していますが、ストレスを多く感じたりや出産といった時にホルモンバランスが崩れることが原因で、うつを発症してしまいます。

女性の各時期でのうつとは?

女性にはホルモンバランスが急激に変化する時期が4つあります。
それぞれの時期でのうつのとはどのようなものがあるのでしょうか?

思春期

うつ病(大うつ病性障害) 思春期
出典:www.pakutaso.com

女性らしい体に変化していく上で、女性ホルモンの働きは必須です。
しかしホルモンの量を調節する卵巣がまだ未熟なため、ホルモンバランスが崩れやすくなります。

多感な年齢で恋愛、進学、引っ越しといった環境の変化から精神的なストレスも感じやすくなります。
更には友達や恋人とのケンカ、「いじめ」といったことも多くなる年齢ですので、うつになる子どもが増えます。

ストレスは1つの器に蓄積していきますので、ストレスがかかりやすい思春期は一気に溜まってしまうことがあります。

特に「生きていてもしょうがない」「ひとりぼっちで辛い」といった様に、周りとの関係によりうつになることが多いです。

この時期のうつの症状として、不登校というものが多いです。
もしこのような症状が出たとしても決して見放すことなく、コミュニケーションを取っていくことが大切となります。

成熟期

体も精神的にも成長した成熟期は、仕事や結婚、出産といった環境の変化が見られて悩み事も多くなる時期になります。
「結婚を早くするべきか」「結婚したが早く子どもを生むべきか」「仕事を続けるべきか」といった様に、社会的な地位や周りの視線がストレスとなってうつになりやすくなります。

大人は無理をしてしまい、かえって精神的なストレスへの抵抗力が低くなってしまいます。
また、マタイティーブルーや産後うつ、育児ノイローゼといった事も多くなります。

様々なストレスが重なり自律神経が乱れてしまい、拒食症や過食症といった症状が多く現れます。

マタニティーブルー

うつ病(大うつ病性障害) マタニティーブルー
出典:www.pakutaso.com

マタニティーブルーとは出産後に起こる軽い抑うつ症状が現れることを指します。
主に出産後3〜5日がピークで、10日前後経てば自然と症状は薄れていきます。

マタニティーブルーを経験する人は非常に多く過半数にものぼります。
症状としては不眠、不安、意欲低下、気持ちの不安定といったことがあります。
では、なぜマタニティー・ブルーになるのでしょうか?

マタニティーブルーのメカニズム

妊娠から出産にかけて女性ホルモンは激しく変動します。

特にエストロゲンとプロゲステロンは妊娠中徐々に増加していき、出産後一気に減少します。
出産という大仕事を終えた体はホルモンバランスの急激な変化について行くことが出来ず、バランスを崩してマタニティーブルーになってしまうのです。

母親になるという責任にストレスを感じてしまい気分が不安定になったり、意欲が低下してしまったりします。

産後うつ

産後うつはマタニティーブルーと違い、はっきりとした病気として扱われます。

メカニズムはマタニティーブルーと同じですが、産後うつはこのホルモンバランスの崩れに育児で自由がきかなくなったり、孤独感、プレッシャー、夫が協力してくれない、慣れない育児など過度のストレスや不安がかさなりうつ病を発症してしまいます。

産後2〜3週間後に現れることが多いですが、3〜4ヶ月経って発症する人もおり、治るのには最低でも1ヶ月以上かかります。

産後うつは病気なので精神科や心療内科を受診しましょう。

更年期

うつ病(大うつ病性障害) 更年期

今まできちんと働いていた卵巣機能がだんだん低下していき、閉経に向かっていきます。
更年期は生活習慣病や癌などの病気も増えてきて、子どもの成長や夫婦間の関係性も変化していきます。

閉経やこどもたちの巣立ちの喪失感、介護といった問題も現れてくるため、気分が落ち込みやすくうつ病を発症しやすくなります。

喪失感や不安感、空虚感といたものは自分が思っている以上にストレスになっており、今まで強く我慢してきた人ほど心身に無理をかけています。

このことから多くのストレスに悩まされうつ病が発症します。
不眠やイライラといった症状が強く出やすくなります。

高齢期

うつ病(大うつ病性障害) 高齢期

高齢期ではホルモンが減少してしまい、骨密度が一気に低下してしまいます。
また、眠りは浅くなります。
浅い眠りを1日の間に数回とるといったサイクルになり、疲れが取れにくくなります。

健康への変化で思うように動かない体への不安や、死別が多くなり、孤独感が強く持ったまま解消ができないと、自分の人生への意味を見失ってしまいます。

そして、希死念慮(自分がいない方が良いと思い自殺を図ってしまうこと)や気力の低下、イライラといった症状が現れてきます。

うつに対して理解し、患者に寄り添いましょう

うつ病(大うつ病性障害) うつに対して理解し、患者に寄り添いましょう

うつは今や現代病です。
いつ自分の家族や友人に発症する人がいてもおかしくありません。
 
そうなった時には、決して相手を見放すことなく、
うつ病についてしっかりと理解し、相手に寄り添うようにしましょう。
話を聞くだけでも、顔を見るだけでも相手にとっては、失望感や喪失感は薄れていくものです。
何よりもそばに居てくれることや理解してくれることが、患者からすると最高の心の支えになるのです。

そして患者には、何よりも「がんばらない」「無理をし過ぎない」といったこと原則とし治療に専念するようにしましょう。

 

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
うつ病(大うつ病性障害) ストレス

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