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子供のアトピーは完治する?治療する上で気をつけておきたいこと

特に近年増えていると言われているアトピー性皮膚炎。 体の至るところに湿疹ができ、特に小さな子供をもつ親御さんにとって治るかどうか心配ですよね。 ここではアトピーの子供さんを持つ親御さん向けに、治療する上で気をつけておきたいことをご紹介いたします。

子供のアトピーは完治する?

アトピー性皮膚炎 子供のアトピーは完治する?

子供のアトピー「小児アトピー性皮膚炎」は乳児期に2ヶ月以上、幼児期では6ヶ月以上続くかゆみを伴う湿疹で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。

早い場合で生後2ヶ月から発症することがあり、1歳以降に発症した場合は治りにくくなることがあります。

乳児期に発症した場合は自然に良くなることがありますが、一部では小児期のアトピー性皮膚炎に移行することや、成長した後にアトピー性皮膚炎になるということもあります。

アトピー性皮膚炎は数ヶ月にもわたって長く治療する必要があり、短期間で治すこと非常に難しいです。
しかし的確な治療を行うことによって、2~3歳までにおよそ半数以上は完治することが可能と言われています。

このお薬を使っても大丈夫?気になる副作用について

アトピー性皮膚炎 このお薬を使っても大丈夫?気になる副作用について

アトピー性皮膚炎で一般的に多く用いられる薬はステロイド外用剤です。

ステロイド剤は耳にする機会が多いと思いますが、一方で副作用について心配する声や、あまり良いイメージを持たれていない方も少なくないと思います。

ステロイド剤の副作用について

アトピー性皮膚炎 ステロイド剤の副作用について

ステロイド外用薬には皮膚の炎症を抑える働きがあり、湿疹をすみやかに消退させていきます。

アレルギー反応を抑える一方で、免疫や細胞の成長を抑えてしまう働きもあるため、長い間使い続けることに寄って皮膚が薄く弱くなったり毛細血管が広がってしまったりするといった副作用があります。

ステロイド外用薬の種類は強さによって5段階に分かれており、症状や部位に見合った弱めのものから使い始めていきます。
医師や薬剤師からの指示通りに使うことで、副作用が起こることは極めて低いと言われています。

パパもママも気をつけておきたい大事なこと

子供のアトピーにはステロイド外用薬を主に使い、かゆみによって掻き傷ができると、かゆみを抑えるためのお薬を処方することがあります。

これらステロイド外用薬などのお薬は、あくまで湿疹やかゆみを抑えるための対処療法です。
アレルギーの原因によっては子供だけでなく、周りの大人が協力してアレルギーの原因をなくす努力が必要です。

1.食事について

アトピー性皮膚炎 1.食事について

私達の口から入る食べ物は体を作る上で欠かせない栄養素が含まれている一方で、アレルギーを引き起こすものもあります。

アトピーなどのアレルギーは遺伝的な要因が大きいと言われています。
一方で妊娠中の食べ物が影響を与えるというはっきりとしたデータはないものの、動物性食品や牛乳、肉類など多く摂り過ぎるとアトピーを発症する率は高くなるのではないかとも言われています。

積極的に摂りたい食べ物

米、緑黄色野菜、海藻、豆腐、ゴマなどといった食べ物や、栄養バランスのとれた食事を摂ることが大切と考えています。
そうなると、従来の和食が理想的と言えます。

主食から言いますと、日本人は米、麦、雑穀を昔から食べて来ました。
主食になるものはこういうものが良いのです。
穀物と言われるものです。
出来るだけ、パンとかめん類ではなく、米のご飯を食べるようにして頂きたい。
1日3食たべる人は2食をご飯にして、1食をパンか麺にすることを薦めています。
アトピー性皮膚炎の人で除去食療法をやっている人は、アワ、キビ、ヒエを食べている人がいますけれど、雑穀類というのは、日本の気候風土に合った植物です。

引用元: www.matsuihsp.or.jp

⑤ 緑黄色野菜
よく取ってほしいものは緑黄色野菜です。
緑黄色野菜の代表的なものは、小松菜、ホウレン草、ニンジン、カボチャです。
特に緑の濃い葉っぱが良いのです。
キャベツ、レタス、キュウリ、トマトのような、淡色野菜ばかりを食べるのではなくて、緑の濃い葉っぱの野菜を、毎日食べて頂きたい。

⑥ 小松菜
小松菜の場合は、お浸しにするとか、野菜ジュースにするのが良いでしょう。
葉緑素を含み、カルシウム、鉄の多い小松菜、これがアレルギーにたいして威力を発揮するようです。

小松菜はアトピー性皮膚炎だけでなく、にきびにも効果があります。

⑦ ニンジン
ニンジンは積極的に食べて頂きたい。
生で食べると効果が上がります。
たとえばニンジンおろしが有ります。
ニンジンジュースにすると甘くておいしく頂けます。
小松菜、ニンジンは、食養内科では非常に多く食べています。

⑧ 海草
海草類も毎日何か一種類は取ってほしい。
代表的なものは、昆布、わかめ、のり、ひじきがあります。
わかめのみそ汁、昆布を使った料理、ひじきを煮物、朝ご飯にのりをつけて食べるとか、いろいろな食べ方があります。
海草はミネラルの宝庫です。
カルシウム、マグネシウム、ヨウ素が多いです。

現代人はミネラル不足が大きな問題点になっていますけれども、海草は現代人にはかかせない食品です。

⑨ 魚
魚は小さい魚を薦めています。
小さい魚は全体を食べますから、骨も食べてカルシウムの補給になります。
食養内科では毎日小松菜のおひたしにちりめんじゃこを一つまみふりかけて食べています。
頻回に食べるのはあまり塩からくない小魚が良いでしょう。

切り身魚の場合は、白身の魚を薦めます。
アレルギー症状が強い時は赤身や青身の魚より、白身の魚を多く食べるようにしましょう。

⑩ 豆腐
大豆は蛋白質に富んだ豆で、“畑の肉”と言われています。
栄養学では動物性の蛋白質が良質で、植物性の蛋白質は内容が劣ると考えられていましたが、最近の研究では大豆の蛋白質はアミノ酸のバランスが良く、肉と同等の価値があると考えられるようになりました。

日本人は大豆を味噌にしたり、納豆にしたり、豆腐にしたりして食べて来ました。
豆腐は冷や奴や湯豆腐にしてそのままでも食べますが、豆腐を材料にしていろんな料理ができます。

いいからと言って豆腐ばかりを食べることはやめてください。
多く食べ過ぎると良い食品が悪い食品に変わります。
何でもほどほどが良いのです。
食事療法を実行することによって、ほどほどを理解していただきたいと思っています。

⑪ ゴマ
ゴマは油の多い食品ですが、蛋白質の外にカルシウム、鉄など現代人に不足しているミネラルを多く含んでいるので、食養内科では良く使う食品です。
植物性食品の多い人は、ゴマの蛋白質を入れると、米の蛋白質、大豆の蛋白質と一緒になってアミノ酸のバランスが良くなるのです。
ゴマは油が多い食品ですから、食べ過ぎると、カロリーが過剰になり、アトピー性皮膚炎を悪化させる原因になりますから注意してください。

引用元: www.matsuihsp.or.jp

食品添加物について

食品添加物のほとんどは安全となっていますが長期にわたる蓄積に対しての研究が少なく、また添加物の使用に関しての監視制度も業界が自主的に行なうこともあって消費者の眼の届かないとことで一部の業者ですがルール違反があることは否定できません。

食品添加物は畜産品、乳製品、菓子や清涼飲料など工場生産品になる過程では避けられないものですので今すぐ危険ということはありませんが、その実態を知っておいてください。
少しでも口に入るのを少なくするためには面倒でもご家庭で手作りの出来たてを食べていただくにこしたことはありません。

なお添加物は特定の食品に特定の添加物が使われる傾向がありますので、その辺のことを知っておくことも安心につながります。

食品添加物の中にアレルギーを誘引させるものや、皮膚炎を起こすものもあります。
極端に多く使われることはありませんが、なるべく控えるようにしましょう。
上記リンクより、詳細な物質・影響など確認することが出来ます。

2.毎日の生活について

アトピー性皮膚炎 2.毎日の生活について

毎日の生活の中でも、アトピーの原因になりかねないものは潜んでいます。
ダニやホコリといったハウスダストもアレルギーの原因となりますので、こまめに掃除をすることが必要です。

特に近年では大気汚染物質を含む微粒子状物質(PM2.5)が社会問題となっています。
咳や喘息といった原因だけでなく、アトピーを悪化させることも考えられています。
PM2.5情報をみて濃度が高い日はなるべく外出を控え家の中で遊ばせるか、マスクを付けるなどして予防対策を行うことが必要です。

無添加石けんの一例

無添加石けんの一例

出典:www.shabon.com

洗剤や石けんなどに含まれる化学添加物も、肌に直接触れるためアレルギー反応を起こしやすいと考えられています。
無添加の石けんや洗剤にはアレルギーの原因となる化学物質が含まれていないので、症状が悪化する事は避けられます。

3.たばこを吸われる親御さんへ

アトピー性皮膚炎 3.たばこを吸われる親御さんへ

たばこの副流煙には4000種類物化学物質が含まれています。
アトピーに関しては副流煙が直接アトピーを起こすといった知見やデータはありません。

しかし、副流煙の存在によってビタミンCを破壊するという事は明らかになっています。
(東京都福祉保健局より:http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/tthc/kenkou/tobacco/materials.files/manual_ch.3-6.pdf)

ビタミンCは健康的な皮膚を維持したり、傷を治したりするために必要な成分です。

また、副流煙によって喘息を引き起こすこともあり、それが結果的にアトピーに繋がる可能性も考えられますので、子供さんの前では喫煙を控えるようにしましょう。

最終更新日: 2016-07-24

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