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歯周炎の治療にお薬は有効?その効果について

歯周病菌によって歯茎が腫れ、歯を磨く時に血が出る歯周病。進行してしまうと歯肉炎から、歯周炎へと発展してしまいます。そこでお薬による治療が有効かどうかまとめました。

歯科治療で使われる薬

抗生物質ジスロマック

歯周炎 抗生物質ジスロマック

ジスロマックは抗生物質のひとつで、急性気管支炎や中耳炎、肺炎、副鼻腔炎などに適応されますが、歯周病菌によって引き起こされる歯周炎にも有効と言われています。

ジスロマックにはファゴサイトデリバリーという特徴があります。
この薬は白血球中に取り込まれると、血中濃度の200倍に濃縮された状態になります。

薬を含んだ白血球は菌がいる場所に積極的に移動するので、薬が効いてほしい病巣に集中的に留まってくれます。

そのように病巣に集中するので、副作用が非常に少ないことも特徴の一つです。
事前に歯垢や歯石を取り除くことでより効果があると考えられています。

1日に1回2錠、3日間の服用で強い抗菌力を発揮すると言われています。

中途半端な服用をしてしまうと、病原菌が抗生物質に抵抗力を持ってしまうことがあるので、指示された期間はきちんと服用を続けていくことが大切です。

ファンギゾンシロップ

歯周炎 ファンギゾンシロップ

ファンギゾンシロップはもともと胃や腸などの消化管にカンジダ菌(真菌)が増えた時に用いられます。

歯周病菌の中にカンジダ菌が含まれると考えられているためです。

ただ、このファンギゾンシロップは効く菌がかなり限られる上、歯周病学会の公式見解では真菌は歯周病の原因とはならないとあり、その効果については様々な意見があります。
この治療法を行いたい場合は医院に事前に確認しておきましょう。

使用法としては、歯磨きの後ファンギゾンシロップを直接口に含み、歯ブラシなどで口の中をまんべんなく行き渡らせるようにブラッシングし、しばらくそのままにしたあと(30分程度)シロップを飲み込みます。

歯周炎の程度により個人差がありますが、概ね1週間程度で歯茎に違いが出ると言われています。

市販薬で効果があるのか

薬だけで「治る」のは難しいです。

一時的に症状が和らぐことはありますが、そもそも歯周炎といった歯周病は歯の周囲についた歯垢(プラーク)や歯石に潜んでいる菌によっておきます。
一時的に良くなったと思っても、自身できちんとケアをし、定期的に歯科医院に通って歯石を取り除いてもらうことが必要です。

あくまで治療の1つで、どうしても歯茎の腫れを抑えたいという時に、一時的に使うもの、補助的に使うものとして考えたほうがいいでしょう。

ライオン - デントヘルスR

ライオン - デントヘルスR

1,152円

歯茎に直接塗るタイプの薬です。
抗炎症成分のグリチルリチン酸二カリウムなどの働きにより、歯茎の出血やはれ、痛み、口臭を緩和します。

1日2回歯磨きの後に指第一関節分ぐらいの量をのせ、歯茎に直接塗りこみます。

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佐藤製薬 - アセスメディクリーン

佐藤製薬 - アセスメディクリーン

1,100円

カミツレ、ラタニア、ミルラといった3種の天然ハーブが歯肉炎の原因となる菌に対して抗菌力を発揮します。
効果としては、口臭、口のねばり、はれの緩和が期待できます。

歯磨きの後につかうマウスウォッシュで、1日2回、15mlほど口に含み、約30秒間激しく口をすすぎます。
すすいだ後はそのまま吐き出し、水でゆすぐがそのままにします。

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歯周炎対策として日常生活で心がけること

歯周炎 歯周炎対策として日常生活で心がけること

歯周炎対策はこうしたこれまでご紹介した薬によるものではなく、日々の歯磨きなど日常生活が大きなカギを握っていることがあります。

歯の表面や歯と歯肉の境目についた歯垢や歯石の中には幾種類もの細菌が潜んでおり、歯周炎の原因となる歯周病菌も含まれています。

そのためにはやはり歯磨きケアを十分に行うことが基本ですが、他にも気を付けたいことはあります。

喫煙

歯周炎 喫煙

非喫煙者より喫煙者のほうが歯周病に掛かる割合が多いというデータがあります。

喫煙は歯周組織(骨や歯肉)を激しく破壊し、喫煙者は非喫煙者に比べ2~8倍で歯周病にかかりやすくなります。
このような喫煙に起因したケースは「喫煙関連歯周炎」と分類され、その治癒には禁煙が必須となります。

喫煙をすると、タバコに含まれる化学物質(ニコチンなど)により歯肉からの出血を抑えられるため、歯肉を硬くすることで症状の進行が気づきにくくなります。
また、ニコチンによって末梢血管が収縮されるため、歯周炎の治りが遅くなることもあります。

できれば禁煙が望ましいのですが、急な禁煙はストレスになりかねませんので徐々に喫煙本数を減らすよう努力しましょう。

ストレス

歯周炎 ストレス

ストレスがなぜ歯周炎と関わりがあるの?と思われるかもしれません。

実はストレスによってだ液が出にくくなると、歯の周囲にある虫歯菌や歯周病菌が居座る形になります。

唾液の分泌には自律神経が関係しています。
ストレスが交感神経を優位にさせることで、そのバランスが崩れる上、唾液の分泌と働きを低下させてしまうのです。

そもそもだ液には食べ物を消化する酵素だけではなく、外から侵入する菌などを排除するための免疫物質があるため、日々の歯磨きとともにだ液によって口の中が清潔に保たれます。

よく緊張すると口が渇くということはないでしょうか。
こうした緊張やストレスによってだ液が出にくくなると、お口の中の菌を排除する仕組みがないので、歯周炎などの歯周病を起こしやすくなると言われています。

食事

歯周炎 食事

そして日々の食生活も大事なカギを握っています。

例えば仕事に忙しいビジネスマンだと、ついつい早食いしがちになったり、女性だと体型を意識して食事量をセーブしたりする人もいます。

早食いをしてしまうと食べ物をよく噛まずに食べてしまいますので、だ液が出にくくなります。
よく噛むことで大量のだ液が出ますので、お口の中の食べ物と一緒に細菌が流れていきます。

また、お口の中の食べかす(食物残渣)は歯垢(プラーク)を増やす原因となりますので、食物残渣を出しにくい食物を選ぶことも重要です。

野菜やきのこ類など食物繊維の多い食べ物は残渣が少ないです。
一方もちやパン、ポテト類などのでんぷん質は残りやすいので、なるべく食物繊維が多い食べ物を選ぶようにしましょう。

他にもよく噛むためにはセロリや人参、もも肉などといった噛みごたえのある食べ物を選ぶことが大切です。

偏った食生活はほかの病気の原因となりますので、日頃からバランスのとれた食生活を送ることが大切と言えます。

最終更新日: 2016-10-24

タグ:
歯周炎 う歯(虫歯) ストレス 歯周病

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