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歯科矯正でマウスピースを作ってもらったら...。そのメリット・デメリットは?

歯がふぞろいだったり、上下の顎の歯ならびがきちんと噛み合わない状態を、専門的には「不正咬合」といいます。 この不正咬合をそのままにしておくと、食べ物がよく噛めない、ことばが明瞭でない、むし歯になりやすい...。など様々な問題がでてきます。

歯科矯正とは

不正咬合を整え、噛み合わせを直してきれいな歯ならびにする治療が歯科矯正です。
専用の矯正装置を使って歯や顎の骨に力をかけてゆっくりと動かし、歯ならびと噛み合わせを治します。
一般的には保険適応とならず自己負担となります。

矯正装置の種類

矯正装置には、歯にブラケットとワイヤーを装着し歯を動かしていく「マルチブラケット装置」と、マウスピース型の装置を何度か交換しながら歯を動かしていく「マウスピース矯正」があります。

マウスピース矯正に使う装置は透明なプラスチックでできており、あまり目立つことがなく、周囲にも気づかれにくいのが特徴です。
食事や歯磨きの際には自分で取り外しが可能です。

マルチブラケット装置

マルチブラケット装置

マウスピース矯正装置

マウスピース矯正装置

マウスピース矯正の費用

マウスピースには様々な種類があります。
また、保険適応とならない自由診療なので歯科医によって料金設定が異なります。

矯正用マウスピースの元祖的な存在は、アメリカ製のインビザラインです。
海外で制作されるため、日本での治療には時間がかかり、一度にまとめて作ることから矯正の治療過程のなかでズレが生じてしまうなどのデメリットがありました。

その後登場した国産のマウスピース矯正装置、比較的リーズナブルな価格で、精密な治療を行うことができるのが、アソアライナーです。

インビザライン

歯科矯正 インビザライン

世界300万人以上の治療実績がある、世界的にもっとも普及している矯正用マウスピースです。
独自の3次元画像化技術を用いて歯の移動をシミュレーションし、複数のマウスピースを成型します。

そのマウスピースを1日約20時間装着し、10日~2週間ごとに交換することで矯正を行います。
一般的なブラケットによる矯正が約80万円~ですが、インビザラインによる矯正はそれと同じくらい、場合によってはそれ以上となるケースもあります。

インビザラインによる全体矯正/上下顎 費用例:

矯正検査診断料 ¥30,000~
マウスピース矯正
(標準的な症例)¥750,000~
(軽度の症例)¥400,000~

※このほかに保定装置(リテーナー)代などが別途必要になる場合があります。

アソアライナー

アソアライナーは日本製の矯正用マウスピースで、国内では最も普及しておりスピーディな供給が可能です。

一般的には最短10日程度で矯正治療を開始できます。
最初にとった歯形でソフト、ミディアム、ハードの3種類の固さのマウスピースが用意され、それを順番に装着することで歯を動かしていきます。
そしてまた30日後に新たな歯形をとってソフト、ミディアム、ハードのマウスピース制作...。
というサイクルを繰り返していきます。

あくまで一つの目安ですが、アソアライナーを使って矯正を行う場合1年間の費用は処置料も含めて約50万円~で、一般的なブラケット矯正 約80万円~と比べるとおよそ30万円ほど割安になるケースもあります。

アソアライナーによる全体矯正/上下顎 費用例:

矯正検査診断料 ¥10,000~
マウスピース矯正 ¥320,000~
処置料 ¥180,000~(月1回15,000円 × 12ヵ月)

※このほかに保定装置(リテーナー)代などが別途必要になる場合があります。

マウスピース矯正のメリットとデメリット

歯科矯正 マウスピース矯正のメリットとデメリット

メリット

マウスピース矯正のメリットは、

○ 透明で目立たない、痛みが少ない
特に成人で矯正治療を希望される方で装置が見えてしまうことに抵抗感がある方に、マウスピース矯正は適しているといえます。
また、比較的弱い力で歯を動かすので、ワイヤー矯正のように調整直後の痛みを感じることが少ないのです。

○ 違和感を感じにくい、金属アレルギーの方も大丈夫
ワイヤーを使用する場合には粘膜を傷つけたり口内炎を併発することもありますが、そういったことがなく、問題が起きたときにはすぐに自分自身でとりはずすことができます。
また、金属を一切使用しないため金属アレルギーのある方でも安心して矯正を行うことができます。

○ 歯磨き、衛生管理がしやすい
ワイヤー式の矯正装置できちんと歯磨きをするのは難しいものです。
マウスピース式の矯正装置なら歯磨きをする際は矯正装置をはずすことができるので、虫歯や歯周炎を発生させる可能性が少ないといえます。

デメリット

マウスピース矯正のデメリットは、

○ 抜歯をともなうような症例、奥歯の矯正や歯を大きく動かす症例には不向きであること、自分で簡単に取り外せるので矯正を怠りがちになること、ブラケット矯正よりも治療期間が長くなる場合もあること、などが挙げられます。
定期的に歯型の採取が必要なため、通院回数が多くなることもあります。

○ また、矯正治療全般に関する注意事項として、急いで歯並びを整えようとすると痛みが出たり、ひどい場合には骨内のカルシウムが分解されて骨がもろくなってしまう骨吸収というトラブルが歯根に発生し、歯をダメにしてしまうことも起こりえます。

まとめ

歯科矯正 まとめ

これまで歯並びに悩んでいたけど、ブラケットによる歯科矯正には抵抗感を感じてあきらめていた方もたくさんいることでしょう。
目立たず、取り外しが可能で、比較的安価な治療法を選べるマウスピース矯正は、そんな方にぜひ検討していただきたい矯正法です。

しかし矯正治療は他の歯科治療と比較しても治療期間が長く、その分費用もかかり、最終的な見た目の完成度などに不満が生じ、歯科医とのトラブルになることもあります。
治療を行う前に治療の期間・費用・完成後のイメージについてきちんと説明してくれる、信頼できる専門クリニックを選ぶことが大切です。

各種マウスピース矯正装置を扱っている、なおかつ矯正治療の実績の多い歯科医で、事前にカウンセリングなどを受けて説明を聞き、納得いくまで相談して自分に最適でリーズナブルな治療法を見つけてください。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
歯科矯正 う歯(虫歯) 歯周炎 口内炎

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