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歯磨きの時に血が出た!歯周病と出血の関係とは?

歯磨きの際に歯茎から出血があるとドキッとしますよね?歯茎からの出血と言えば歯周病を連想する人も多いことでしょう。今回は歯周病と歯茎からの出血の関係について見ていきましょう。

歯茎からの出血する原因とは?

歯茎から出血した場合、真っ先に疑われるのは歯肉炎等の歯周病です。
それも間違いではないのですが、その他にも様々な出血の原因があります。

①薬の影響

歯周病 ①薬の影響

人によっては常時服用している薬の影響によって、歯茎から出血しやすくなることがあります。

降圧剤は歯茎を厚くするので、歯周ポケットが深くなる事により、汚れが取りにくくなります。
そうなると歯茎が腫れて、出血を起こす原因になるのです。
また、抗凝固剤は血の流れを良くする薬ですので、出血が止まりにくくなります。

痙攣を止める抗てんかん薬のフェニトイン、高血圧治療で使用するカルシウム拮抗薬、免疫抑制剤などは、副作用で歯茎が膨れ上がるように肥大する場合があります。

②全身性疾患の兆候

歯周病 ②全身性疾患の兆候

歯茎から出血しやすくなっている場合、重篤な病気の兆候である可能性があります。

例えば糖尿病は血糖値を下げるインスリンを分泌する機能が低下する病気ですが、血糖値が高いと感染症にかかりやすくなります。

歯周病も感染症の一つであり、糖尿病の人は歯周病になりやすいと言われています。
これらの病気が気になる場合は、病院を受診して確認してもらうとよいでしょう。

③ホルモンバランスの乱れ

女性の場合、生理や妊娠更年期障害等によってホルモンバランスが乱れてくると体内の血流量が増加し、歯茎への血流量も増加します。
そのため歯ぐきから出血しやすくなることがあります。

④強く歯を磨きすぎ

歯周病 ④強く歯を磨きすぎ

歯茎は人体の中でも非常にデリケートな作りの部位です。
そのため歯を強く磨きすぎてしまうと、それだけでも出血してしまうことがあります。

⑤ストレスや睡眠不足

歯周病は生活習慣病のひとつで、ストレスや睡眠不足も関係しています。

歯周病は体の抵抗力が強いときには進行を一時的に停止し「静止期」に入りますが、完治したわけではありません。
ですから、残業や寝不足で体の抵抗力が弱まっていると再び「活動期」に入り、症状が現れ進行していきます。

こうして歯周病は「活動期」と「静止期」を繰り返しながら、重度の歯周病(歯槽膿漏)へと静かに進行していきます。
「静止期」には出血や腫れなどの自覚症状がほとんどないため、気付かないうちにひどくなるケースが多いのです。

歯周病 ⑤ストレスや睡眠不足

その他にもドライマウスが挙げられ、口の中が乾燥していて粘膜が弱くなり、出血しやすくなります。

ただ、やはり歯茎からの出血原因で最大のものは歯周病によるものです。

歯茎からの出血と歯周病との関係とは?

歯周病は歯肉炎や歯槽膿漏といった歯の周囲で発生する病気の総称です。

中でも歯茎が炎症を起こしている歯肉炎の場合、炎症箇所は血流量が多くなっているため、少しの刺激でも出血してしまうのです。
歯周病での出血の場合、炎症を抑えるために歯茎への血流量が増加しており、出血していても出血箇所が痛むわけではありません。

放っておくと重症化するかも…?

歯周病 放っておくと重症化するかも…?

心筋梗塞

心臓の筋肉は冠動脈と呼ばれる太い血管から栄養と酸素をもらっています。
この冠動脈が動脈硬化によって硬くなってしまい、さらに進行して完全に詰まってしまい心筋組織の壊死が起こった状態を心筋梗塞といいます。

口の中に住んでいた歯周病菌は、口の中の毛細血管から血管内に入り込みます。
その歯周病菌の刺激により動脈硬化を誘導する物質がでてきて、血液の通り道がせばめられ、冠動脈を硬化させると言われています。

がん

国立がんセンターの調査で、食道がんの細胞からトレポネーマ・デンティコーラという歯周病菌が高い割合で検出されたとのことです。

食道がんの細胞には複数の細菌がいるとみられているものの、研究チームが患者20人のがん細胞を採取し、菌種を特定するためDNAを増幅して約2000検体を分析したところ、トレポネーマ・デンティコーラがなんと32%をも占めたそうです。

トレポネーマと食道がんとの関連については今のところ不明ですが、口腔から食道粘膜に下りてきたトレポネーマによって炎症が起き、それが持続すると正常細胞のDNAが傷んで、最終的に発がんに結びつくという可能性が考えられるということです。

その他にも口腔がんや喉頭がんなどの発がんリスクが高まります。

歯周病対策はどうすればいい?

歯周病 歯周病対策はどうすればいい?

歯周病にならないためには、歯磨きをしたり、デンタルフロスで歯垢を取り除いたりして口の中を清潔に保つことが大切です。

ただし、歯磨きやデンタルフロスで取り除けるのは、全体の80%と言われています。
残りの20%を取り除くためには、かかりつけの歯科医に定期的に通院し、歯垢除去してもらいましょう。

また、歯茎から出血してしまった場合には、歯ブラシや歯磨きの仕方を見直しましょう。
歯ブラシは「やわらかめ」のものを選び、歯磨きは歯と歯肉の間を優しく磨くようにしましょう。

初期の歯周病の場合、歯磨きの仕方を見直すだけで治る可能性もあります。
それでも治らずに出血が続くようでしたら、かかりつけの歯科医に診てもらうようにしましょう。

最終更新日: 2016-07-24

タグ:
歯周病 う歯(虫歯) 更年期障害 動脈硬化 ストレス 高血圧 糖尿病

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